- 解説
- 内山家文書(22点)は、江戸時代の村政の基本台帳となる検地帳、名寄帳、年貢物成帳などを中心とした文書群で、松代藩政を明らかにする地域資料として重要なものです。市指定文化財としての検地帳には、県下唯一の太閤検地の「文禄四年中氷鉋村下氷鉋村御検地帳」(昭和47年3月1日指定)がありますが、慶長7年(1602)の森検地帳(右近検地帳)はそれに次ぐ貴重な検地帳です。領地の北信四郡に行われた惣検地ですが、現存する検地帳は18カ村で現長野市関係では五カ村だけです。(信濃史料第19巻掲載から)。その中で、内山家文書の「慶長七年岩草村検地帳」は、最も完全に伝わったもので、森検地帳の中でも内容的に最も信頼できるものといわれています。
この文化財を見た人は、ほかにもこの文化財を見ています。
小山田家文書のうち真田信繁書状 |
文禄四年中氷鉋村下氷鉋村御検地帳 |
海野家文書 |
明徳寺文書 |
東光寺文書 |
---|