ひがしいいだしゅぞうてんまつのま・さかぐら・どぞう・つけものぐら
東飯田酒造店松の間・酒蔵・土蔵・漬物蔵
- 指定区分
- 国登録有形文化財
- 地区
- 篠ノ井
- 所在
- 長野市篠ノ井小松原
- 年代
- 明治時代
- 指定等年月日
- 平成24年2月23日
- 解説
- 東飯田酒造店は、犀川河畔に酒蔵を構える酒造場で、創業は慶応元年(1865)です。
創業以来、地域の人々から「東の酒屋」と呼ばれ親しまれています。
酒米の保存から醸造を経て出荷に至るまでの、酒造りの一連の営みを伝える伝統的な建造物群が伝えられています。建築年代は、松の間・土蔵は明治時代後期、酒蔵は明治6年(1873)、漬物蔵は明治時代前期です。
東飯田酒造店松の間:松の間は、東飯田酒造店の敷地の中心部に位置し、古くから客人をもてなしてきた建造物です。社内で祝杯をあげる際や、冠婚葬祭といった催事にもこの場が利用されてきました。木造平屋建、寄棟造妻入桟瓦葺です。
酒蔵:敷地の西部に位置し、酒造りにおける主部を担ってきた建造物です。東側・中央部分は木造2階建、南面は切妻瓦葺屋根、北面は切妻トタン葺屋根筒状の気抜き3本設置、西側部分は木造2階建、切妻トタン葺屋根です。
土蔵:敷地の南部に位置し、原料となる酒米を保管するなどに使用した建造物です。西側が壱号室、東側が弐号室と呼ばれています。木造2階建切妻瓦葺屋根、床は煉瓦敷、北面に大きな下屋付です。
漬物蔵:敷地の南西部に位置し、1階は漬物室、2階は物置として使用された建物です。木造2階建、切妻瓦葺屋根、北面に下屋付です。
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