こしむらぜんぽうこうえんふん
腰村前方後円墳
- 指定区分
- 市指定記念物
- 地区
- 篠ノ井
- 所在
- 長野市篠ノ井小松原
- 年代
- 6世紀初頭(古墳時代中期)
- 指定等年月日
- 昭和42年11月1日
- 地図
-
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- 解説
- 腰村前方後円墳は、犀川近くの川中島平を見渡す丘陵地に築かれており、かなり保存度のよい古墳である。
規模はおよそ全長43.0m、後円部径24.0m、同高さ4.5m、前方部と後円部の高さの差が小さく、後円部に比して前方部の開きが大きくなっているのが注目される。
この古墳は「腰村一号古墳」とも呼ばれ、南方70mの地点に二号墳とされる円墳があるが、破壊が著しい。また、一号墳の北方150mの地点には、三号墳と呼ぶべき横穴式石室をもつ古墳があったが、明治年間に破壊されたという。
内部構造は明らかではないが、後円部頂からはかつて板石が掘り出された事があり、竪穴(たてあな)式系統の石室が想定されている。
後円部から円筒埴輪と形象埴輪の破片が採集されており、この埴輪から、六世紀初頭の年代が与えられている。
いまのところ、善光寺平でもっとも新しい前方後円墳と考えられ、善光寺平における前方後円墳の消滅期を示す貴重な資料といえるだろう。
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