とうげんいんほんどうこうはいばしらりゅうちょうこく
桃源院本堂向拝柱龍彫刻
- 指定区分
- 市指定有形文化財
- 地区
- 豊野
- 所在
- 長野市豊野町南郷
- 年代
- 江戸時代、1803年(享和3)
- 指定等年月日
- 平成17年1月1日
- 地図
-
サイトが別ウィンドウで開きます。
「同意する」ボタンを押すと地図が表示されます。
- 解説
- 本堂入口左右の向拝(こうはい)(注①)柱上にある。頭貫(かしらぬき)(注②)の両端に施された装飾で、一対の龍が向かい合っている。他の彫刻・組物等は簡素であるのに対し、見事な彫刻である。龍は貫本体と同材で、龍頭と前肢、胴体上部のみであるが、寄木細工ではなく一本の材料を立体的に丸彫りしている。珠などはないが、背後に火炎状の装飾を施すなど、精緻な細工で迫力がある。本堂は享和3年(1803)に再建された。棟梁は南郷村大工牧野仲右衛門であるが、彫刻の作者は不明である。
注① 向拝・・社殿や仏堂で、屋根を正面の階段上に張り出した部分。参拝者の礼拝する所。
注② 頭貫・・柱の上部を連結する、柱と柱の間を横に貫いてつなぐ材。
この文化財を見た人は、ほかにもこの文化財を見ています。
大乗院の木造千手観世音菩薩立像 |
木造毘沙門天像 |
木造地蔵菩薩立像延命地蔵 |
木造不動明王立像 |
木造聖観音菩薩立像 |
---|