こうぶじのたねまきえ
高峰寺の種蒔会
- 指定区分
- 市指定無形民俗文化財
- 地区
- 大岡
- 所在
- 長野市大岡中牧
- 年代
- 江戸時代(江戸中期 )
- 指定等年月日
- 平成17年1月1日
- 地図
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- 解説
- 種蒔会は、聖山高峰寺が農作物の豊作を祈り、作物の豊凶と降雨を占う行事です。1月3日に、大権現堂で行われます。柳の若枝に聖山大権現のお札をつけた勧請幣(かんじょうべい)を供えて、加持祈祷をし、5月の八十八夜前に聖山から流れ出す水系に属する村々の農家数千戸に配ります。農家では、これを苗代の水口に建てて豊作を祈願します。山の権現が里に下りて豊かな水をもたらし、農業を守る習わしです。種蒔会で占う五穀桑蚕などの豊凶は、お判じと呼ばれます。早稲・中稲・後稲・大麦・小麦・大豆・小豆・稗・蕎麦・春蚕・夏蚕・秋蚕・楮の種と、種水をまき、種蒔世話人が名を記した紙の上にある粒を数えて判じます。近年は、行事が途絶えていますが、継続できるように努力が続けられています。