かわぐちだいかぐら
川口太神楽
- 指定区分
- 市指定無形民俗文化財
- 地区
- 大岡
- 所在
- 長野市大岡甲(健大岡神社)
- 年代
- ?
- 指定等年月日
- 平成17年1月1日
- 地図
-
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- 解説
- 神社の創建は、定かではありませんが、元禄(1688~1703)の堂営書上げに「大明神五尺三寸宮」とあり、宝暦9年(1759)の神社一覧には「諏訪大明神宮」とあって、文政11年(1828)に「健大岡神社」となったと伝えています。この太神楽は大岡川口の健大岡神社春秋の祭礼に、川口の若連(若者組)の手によって奉納されます。獅子舞には大別して二つの系統があるといいます。一つは東信地方に見られる一人立ちの「風流系獅子舞」で、もう一つは、二人立ちの「太神楽系」です。川口の獅子神楽は太神楽系で、現在の舞は5部構成となっています。
1、道中囃し 「道行き」ともいう。笛1、太鼓2、舞は伴わない。
2、幌舞 獅子頭をかぶり、幌前を絞ったり広げたり、左右に振ったりする。
3、御幣と鈴の舞 御幣を左手に、鈴を右手に持って「五穀豊穣」や「天下泰平」を神に祈る。
4、狂い 「さらばなー さらば さらばと東西南北」に合わせて、獅子の口をパクパクさせて終わる。普通「東西南北」のあとに「悪魔を払って」という呪言が入る。
5、後囃し 極短い囃(笛・太鼓)でしめくくる。
千曲市中原(旧更級郡八幡村中原)の獅子神楽(八幡神楽とも呼ぶ)は旧更級・埴科一帯に多大な影響を与えた獅子舞です。川口太神楽も、おそらく江戸末期から明治にかけて中原から伝わり、それ以前にあったであろう素朴な舞に新たに多くの影響を受け、この地域独特の工夫がなされ、今日に伝えられていると考えられる貴重な神楽です。
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