しょうれんじほんどう・しょうとくたいしどう・しょうろう・さんもん
證蓮寺本堂、聖徳太子堂、鐘楼、山門
- 指定区分
- 国登録有形文化財
- 地区
- 松代
- 所在
- 長野市松代町松代
- 年代
- 江戸時代中期 明治20年(1887) 大正元年(1912)
- 指定等年月日
- 平成27年11月17日
- 解説
- 證蓮寺は、松代町南東部に位置する真宗大谷派の寺院である。北国街道脇往還がカギの手に曲がる街道辻の南、寺町通りと呼ばれる小路にある寺で、明治5年(1872)の松代の大火後に再建された。本堂や鐘楼、大正時代の民間信仰を伝える聖徳太子堂、移築された山門が良好に残り松代の歴史を現代に伝える貴重な建物として登録有形文化財になっている。
本堂は、桁行14メートルで、正面に一間向拝を付している。棟の短い寄棟屋根を持ち、明治時代の真宗の御堂としての特徴を示し、松代町における寺院本堂の特徴的な景観を形成している。
聖徳太子堂は、大火後に市民の浄財により再建された堂で、切妻造瓦葺屋根の木造平屋造で、白漆喰のこて絵を施し、高い左官技術の見られる建物である。
鐘楼は、木造入母屋造瓦葺屋根の建物で、通りからも望見でき、松代城下の景観に寄与している。
山門は、四脚門形式、切妻造瓦葺で、棟の両端に鯱を飾る。明治5年(1872)の大火の後、長国寺に所在した三代藩主真田幸道の母松寿院霊屋の門を明治19年(1886)頃に移築したものと伝えられる。
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