遺構詳細

17ごうじゅうきょあと

17号住居跡

遺跡群
浅川扇状地遺跡群 
遺跡・地点
吉田高校グランド遺跡 
時代・時期
弥生時代 
地区
吉田 
所在
吉田2丁目 広町 
調査年度
1999 
報告書
長野吉田高校グランド遺跡Ⅱ
地図

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解説
 長野吉田高校グランド遺跡の第4次調査地で検出された、弥生時代後期の住居跡です。
 平面形は隅丸長方形で、北東方向に主軸を取り、長軸5.90m、短軸3.90~4.30mの規模を測ります。
 柱穴配列より、建て替えもしくは拡張が行われたと考えられます。当初の主柱穴は、最も内側にある4本の長方形配列で、この北側に位置する一対の小穴は棟持柱と考えられます。南側に位置する一対の小穴は、出入口施設に伴うものとみられます。その後、外側にある6本の長方形配列へと移行し、出入口施設も南から北へと移行します。
 炉も、南北に連なって2つ検出されました。ともに地床炉で、南側は長径40cm、北側は長径50cmの楕円形を呈し、掘り込みは5cmほどです。土層断面より、南側の炉から北側の炉へと時間的に推移するものと捉えられます。
 特殊な遺物として、床面から土製勾玉が出土しています。 

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