学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

長野市埋蔵文化財センターでは、松代の屋地遺跡、吉田の吉田町東遺跡

柳原の水内坐一元神社遺跡の発掘調査を始めました。

 

屋地遺跡は、昭和51年(1976)と平成元年(1989)の調査で、弥生時代後期から平安時代までの住居跡や土坑、甕棺墓、土器焼成遺構などが確認されています。また、土器以外の遺物も多数確認されています。

 

吉田町東遺跡は、平成6年度(1994)の調査で、弥生時代後期の住居跡、同後期末から古墳時代初頭の大溝跡、平安時代の住居跡が確認されています。

また、緊急地方道路整備事業(北長野通り)道路改良に伴う調査では、弥生時代後期の住居跡、古墳時代後期から奈良時代の住居跡などが確認されています。

 

水内坐一元神社遺跡は、平成8年(1996)の調査で、弥生時代後期末の環濠の一部が検出され、環濠内部に同時期の住居跡が確認されています。また、在地系の土器のほかに北陸系や東海系の土器も見つかっています。環濠内からは、木製盾、武器形木製品(槍)、弓、農具等の木製品が多数出土しています。さらに平成15~19年(2003~2007)にかけて行われた調査では、旧河川の南側に弥生時代後期の環濠集落、北側に方形周溝墓が確認されています。

 

今後、発掘作業が本格化していくことで、新しい遺構や遺物の発見が期待されます。

 

  屋地遺跡の発掘調査の様子(検出作業)

 

 吉田町東遺跡の発掘調査の様子(検出作業)

 

水内坐一元神社遺跡の発掘調査の様子(重機掘削)

 

 

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 都市計画道路築造工事等に伴い、篠ノ井布施高田で実施していた発掘調査が10月29日をもちまして終了しました。

 今回の調査では、竪穴住居跡3軒、溝跡19条、土坑12基、小穴などがみつかりました。遺物は、土師器や須恵器のほか、東海地方から搬入された灰釉陶器や緑釉陶器が出土しました。竪穴住居跡の時期は、出土した遺物から平安時代と考えられます。複数の竪穴住居跡がみつかったことから、調査地周辺には平安時代に集落がつくられていたことが新たに判明しました。

 また、今回の調査地は中世の居館跡である「布施城跡」に近接しています。現在のところ、布施城が機能していたとされる鎌倉時代頃の遺構や遺物は確認できていません。しかし、平安時代以降に掘削された溝跡が複数みつかっており、これらが布施城跡に関連する可能性があります。

 

 調査にご協力いただきました地域の皆様、発掘現場にお越しくださった皆様、ありがとうございました!

 

▼発掘調査の様子(10月撮影)

7人ほどの作業員が、両刃鎌や移植ごてを使って土を掘っている様子。

 

▼平安時代の竪穴住居跡

調査区の隅に方形の竪穴住居跡が写っている様子。竪穴住居跡は、埋土が取り除かれてほかの部分よりも30cmほど低くなっています。

 

▼竪穴住居跡から出土した須恵器と土師器

割れた土師器の甕や須恵器の杯が数点まとまって出土している様子。

 

▼平安時代以降に掘られた溝跡

写真の中央に幅約50cmの溝と幅約1.5mの溝が並んで延びている様子。

 

 

 

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 都市計画道路の築造工事に伴い、8月17日(火曜日)から篠ノ井布施高田にある布施城跡近接地で発掘調査を行っています。

 今回の調査地では、中世の館跡である布施城跡に関係する遺構の存在が予想され、これまでに竪穴状遺構や溝跡、小穴などが見つかりました。

 見つかった遺構や調査の様子は、速報として現場に設置した掲示板で随時ご紹介しています。

 お近くにお越しの際は、ぜひ覗いてみてください!

 

▼調査の様子

15人ほどの作業員が両刃鎌を使って土を削っている様子

 

▼調査の様子

10人ほどの作業員が、土を掘ったり運んだりしている様子

 

▼設置したお知らせ看板

「埋蔵文化財発掘調査実施中」と書かれた看板に、写真や説明が印刷されたシートが貼られている様子

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7月31日(水曜)、吉田四ツ屋遺跡の発掘現場にNBS長野放送「土曜はこれダネッ!」の取材が入り、お笑いタレントの末吉くんが発掘作業を体験しました。


朝のシートはぎに始まり、竪穴住居跡の掘削、出土した土器の取り上げなど作業員さんと同じ仕事をしてもらいましたが、最高気温33.5度というたいへん暑い一日だったにもかかわらず、末吉くんにはとても一生懸命取り組んでいただきました。末吉くんお疲れ様でした!


放送は8月10日(土曜)午後6時からの予定です。末吉くんの奮闘ぶり、ぜひご覧ください! 目指せ発掘芸人!

 

▼作業員さんと一緒に竪穴住居跡を掘ります

末吉くんが腹ばいになって竪穴住居跡を掘っているようす

 

▼出土した土器の取り上げもやってもらいました

取り上げた土器を末吉くんがカメラに向かって見せています。その周りには職員や取材クルーがいます。

 

▼最後にみんなで記念撮影

末吉くんを中心に、職員3人、作業員12人が並んでいます

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御所遺跡・守護所跡(中御所居館跡)では、今年2回の発掘調査を行いました。

平成30年4月9日~4月17日に行われた1回目の発掘調査では、中世居館跡の外郭部分の調査を行いました。

平成30年9月13日~12月25日に行われた2回目の発掘調査では、中世居館跡の内郭および内堀の一部、古墳時代~古代(奈良・平安時代)の集落遺跡の調査を行いました。

内郭部分の調査では小穴(柱穴跡)約200基や土坑、溝跡などが見つかり、整地の痕跡も確認できました。内堀は幅11m、深さ2mで、一部改修した痕が確認できました。その他に平安時代の竪穴住居跡や土坑墓、古墳時代の土器が捨てられた土坑なども見つかりました。

また、12月14日には、地元説明会を開催し、地域の方々に内堀や柱穴群、竪穴住居跡などの遺構や、土器、石器など出土品をご覧いただきました。雪が舞う寒い中27名にお越しいただき、ありがとうこざいました。

 

▼調査地の遠景(真上から)

調査地を真上から撮った写真です。内堀や柱穴が写っています。

 

▼内堀(完掘状況)

内堀の断面を撮った写真です。8名の作業員に並んでもらい深さがわかるように写っています。

 

▼内郭部分の柱穴群(完掘状況)

手前に溝跡や多くの柱穴、奥に内堀が写っている写真です。

 

▼遺物出土状況

土坑からカワラケ5個が出土している写真です。

 

▼地元説明会の様子

中央の内堀部分で見学者に職員が説明している写真です。

 

▼地元説明会の様子

左側の見学者に職員が土器を持ちながら説明している写真です。

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平成30年5月14日から始まった上ヶ屋遺跡の発掘調査が、7月12日に終了しました。

今回の調査では、スクレイパー(掻器)とみられる石器や黒曜石の縦長剥片など、旧石器時代の遺物が見つかりました。また、縄文時代の土坑や溝、土器片も検出されました。

調査地がバードラインに面していたこともあり、近くにお住まいの方や観光のお客様など多くの方が足を止められ、発掘調査の様子をご見学されました!

 

▼調査地遠景(写真奥が飯縄山、手前に写っているところが調査地です)

奥に飯縄山が、手前にバードラインと調査地が写っています。

 

▼作業風景

10人程の作業員が、小さいスコップを使って土を掘っています。

 

▼縄文時代の土坑(完掘状況)

楕円形の穴が1つ写っています。向かって右側の底部が一か所深く掘られています。

 

▼石器出土状況

下半分が土に埋まった状態の灰色の石器が1点写っています。長方形に近い形をしています。

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