学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

  平成29(2017)年3月31日付で行政地図情報(GIS)の遺跡地図(埋蔵文化財)および長野市遺跡一覧を改訂いたしました。

 遺跡地図については5月19日に最新の情報に変更いたしました。

  

 行政地図情報のトップページへリンク (長野市内の埋蔵文化財包蔵地の範囲や内容を「長野市行政地図情報」の「遺跡地図」から確認することができます。)
 

 今回、新たな遺跡として吉田田町遺跡・北長野貨物駅遺跡(吉田)、四十二古墳・境内1号墳・境内2号墳(篠ノ井)が追加されました。

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 発掘調査速報展の展示をご覧いただき、その内容についてホームページのお問い合わせフォームで4月17日にご質問をいただきました方にご連絡させていただきます。

 

 ご質問に回答申し上げたく存じますが、ご記入いただきましたメールアドレスには、何らかの原因によりこちらからの送信を受け付けていただけないようです。(ご連絡先メールアドレスの間違いかプロバイダやメーラー等の受信設定などが考えられます)

 

 残念ながら他にご連絡させていただく手段がありません。お手数をおかけいたしますが、再度ご連絡いただきますようお願い申し上げます。

 

 

★お問い合わせフォーム★

http://bunkazai-nagano.jp/modules/contact/

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3月17日(木)、テレビ信州 市政テレビ番組「ふれ愛ながの」の取材がありました。

 

取材内容は、現在もんぜんぷら座 (2階ミニギャラリー)で開催している

「第17回長野市埋蔵文化財センター発掘調査速報展」の紹介です。

 

 

          テレビ取材の様子

 

今回収録した番組は

 

TSB(テレビ信州) ふれ愛ながの市政ガイド  

 

3月26日(土曜日)  午前11時55分~12時  「発掘された長野2015」

 

 

 として放送予定です。

 

5分間の番組ですが是非ご覧ください!!

 

 

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富山県の北日本新聞1月5日付朝刊の一面トップに、長野市から出土した土器が紹介されました!

 

昨年末に富山市埋蔵文化財センターの学芸員さんに資料調査していただいた、長野女子高校校庭遺跡の北陸系土器が、富山で作られて長野に持ち込まれた可能性が高いということが判明したのです。

 

弥生時代にもあった富山と長野の交流。北陸新幹線の開通を機に、もっともっと盛んになればきっと楽しいですね。

 

 

▲北日本新聞 2016年1月5日付

 

 拡大した画像はこちらをクリック

 

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 長野市三輪の長野女子高校校庭遺跡から出土した、弥生時代後期の北陸系土器について、資料調査にいらした富山市埋蔵文化財センターの鹿島昌也主査学芸員さんに詳しく見ていただきました。

 

▼調査する鹿島学芸員

 

 

 平成23~24年度に発掘調査した長野女子高校校庭遺跡からは、弥生時代後期の竪穴住居跡28軒、古墳時代中~後期の竪穴住居跡14軒などが確認されました。土器などの出土遺物もコンテナ整理箱54箱分となり、なかでも弥生時代後期の「北陸系土器」と呼ばれる一群は、当時の広範な交流活動を裏付ける貴重な資料として注目されています。

 

▼北陸系土器と装飾品類

 

 

 今年は北陸新幹線が金沢まで延伸しこれまでよりも北陸地方が一段と身近に感じるようになりました。長野と北陸地方は、原始・古代においても交流が盛んであったようです。

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 現在、発掘調査を実施している旧後町小学校跡地での、県町遺跡の発掘現場に長野朝日放送の記者の方が取材に来てくださいました。また、信濃毎日新聞社さんからも取材のお電話をいただきました。ありがとうございました。

 県町遺跡ではこれまでの調査で、弥生時代中期と後期の竪穴住居跡、奈良・平安時代の竪穴住居跡や掘立柱建物跡が見つかっています。校舎や体育館があった場所でしたが、当初の想定以上に遺構の残り具合がよく、これからの調査に期待がもたれます。

 

▼取材の様子

取材の様子 取材の様子

 

 

 また、12日5日(土)に現地説明会を開催いたします。

 現地説明会に関する詳しい情報は、改めましてこちらのブログよりお知らせいたします。

 

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今回、職場研修の一環として長野県埋蔵文化財センターにお邪魔させていただきました。
 
センター内を見学しながら、担当職員の方から作業の詳しい説明をしていただきました。
普段自分達が行っている、遺物の実測作業や遺物の洗浄・接合作業を
県埋文センターではどのように作業しているのか、どんな点を工夫しているのか等、参考になることが多くとても勉強になりました。
 
 
今回の研修で学んだことを生かせるよう職員一人一人より一層努力していきたいと思います。
研修でお世話になりました県埋文センター職員の皆様ありがとうございました。
 
 
 
【職場研修の様子】

 

 

 

 

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長野市篠ノ井塩崎で行われている塩崎遺跡群の発掘調査現場を見学させていただきました。

 

この現場は、国道18号線の坂城更埴線バイパス改築工事に先立って財団法人長野県埋蔵文化財センターが実施しているものです。

 

作業中のお忙しいなか発掘調査を指揮しておられる調査研究員の方から詳しくご説明いただき、遺構の概要や調査の方法など多くのことを勉強させていただきました。

 

塩崎遺跡群のみなさん、ありがとうございました。

 

 

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 東日本大震災の復興支援職員として東北に派遣されていた長野市埋蔵文化財センターの専門職員1名が、今月から長野市に帰任しました。

 文化庁からの要請により、昨年12月1日から今年の2月28日までの3ヶ月間、岩手県釜石市に派遣されたもので、釜石市教育委員会の職員として復興事業に伴う埋蔵文化財発掘調査に従事しました。

 

平成26年2月27日釜石市

▲現在の釜石市のようす

 

 担当した遺跡は、片岸貝塚遺跡という縄文時代の集落遺跡でした。釜石市では初となる20m以上の大型住居(ロングハウス)をはじめとして、フラスコ型土坑や配石遺構などが見つかっています。また、カマドが設置された平安時代の竪穴住居や中近世の掘立柱建物跡など、さまざまな遺構が発見されました。土器や石器も多量に出土しています。

 

片岸貝塚の発掘調査

▲片岸貝塚の発掘調査

 

 この遺跡は、事情によりなかなか調査に着手できなかったことや、凍てつく海風や日中も解けない凍土など、発掘調査の実施にはさまざまな苦難が立ちはだかったのですが、岩手県教育委員会の文化財専門員、岩手県立博物館の学芸員、民間調査組織の職員、釜石市の調査担当者、そして長野市からの派遣職員が一つのチームとなって取り組み、大きな成果をあげることができました。

 

片岸貝塚の縄文ロングハウス

▲ロングハウスを前にする片岸貝塚の調査チーム

 

 岩手県沿岸部における復興事業は、これから本格的に始まろうとしているところです。それに伴う発掘調査も来年度がピークとなるでしょう。1日でも早く復興事業が終了し、釜石市の皆さんが笑顔になれるよう、遠く長野市からも応援していきたいと思います。

 

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10月28日月曜日、綿内小学校の校庭で野焼きを行いました。

 

 

最初に薪運びです。みんなで一緒に運びました。そしてまず「空焚き」から始めました。周囲の水分をとばすためです。

 

次に児童の皆さんが自分で作った土器や土製品を運んできて、火の周囲に置いて「馴染み焚き」にします。炎が大きくなって顔や手が熱くなりますが、土器を回転させながら万遍なく火に馴染ませます。

 

▲馴染み焚き

 

いよいよ「本焚き」です。熾き火の上に土器を並べ、薪をくべて火を大きくしようとしたら…!

 

土器づくりの際に、混和材である砂を混ぜ込まなかったことや、粘土の中に空気が溜まっていたこと、割れやすい形であったこと等により、この段階で土器が割れ始めましたので、仕方なく本焚きを中止しました。

 

▲本焚き中止直後

 

それでも、けっこういい色に焼けて、ほどほどに硬くなったので、児童の皆さんに喜んでいただけたと思います。

 

でも、一番喜んでくれたのは、副産物ともいうべき「焼き芋」だったようですね♪

 

▲焼き上がった作品

 

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