学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

 長野県による新型コロナウイルス感染症の感染警戒レベルが長野市で「5」になったため、当面の間、大室古墳館を休館します。

 

 なお、トイレ及び駐車場は、通常どおり午前9時から午後5時まで使用できます。

 

 屋外ではありますが、古墳群の散策にあたりましては、3つの密(①換気の悪い密閉空間、②多数が集まる場所、③間近で会話や発声をする密接場面)を避けるよう、十分ご留意ください。

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3月14日(日曜)、「中野市立博物館 令和2年度ふるさとレポート発表会」(主催:中野市立博物館・中野市教育委員会)で、長野市東町遺跡出土絵画土器についての講演をさせていただきました。

 

会場となった中野市立博物館には、全国的に有名な柳沢遺跡出土の銅鐸・銅戈とともに、同じく柳沢遺跡から出土した絵画土器が展示されています。栗林式土器の壺に2頭のシカを描いたもので、長野県で初めて確認された絵画土器です。今回の講演内容に合わせ、中野市立博物館様のお取り計らいにより、当市から持参した東町遺跡の絵画土器と柳沢遺跡の絵画土器を並べて展示する機会を設けていただきました。

 

東町遺跡の「戈を持つ鳥装の人物」と柳沢遺跡の「2頭のシカ」の揃い踏みは初めてのこと。関係者にとっても、聴講者の皆様にとっても、貴重な展示となりました。

    
▼東町遺跡出土絵画土器(左)と柳沢遺跡出土絵画土器(右)

大きな展示台の上に二つの絵画土器が並べられています

 

▼講演会の様子

聴講者の前で講師がスライドを使って講演する様子
 

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