学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

2018/4/23 19:34大室古墳群のイチリンソウ

大室古墳群では4月中旬になるとイチリンソウがあちこちで花開きます。

 

イチリンソウはキンポウゲ科の多年草で、木陰の草むらに直径4~5センチの白い花を咲かせます。大室古墳群では、古墳館から235号墳へ向かう橋の近くやムジナゴーロ周遊路周辺に群生しており、5月上旬まで可憐な姿を楽しむことができます。イチリンソウの群生地は長野市内で珍しいそうで、毎年4月末には戸隠地質化石博物館の植物観察会が開かれています(平成30年度は4月28日を予定)。

 

四季折々に咲く花は大室古墳群の魅力のひとつです。「歴史はちょっと苦手…」という方もぜひ足を運んでみてください!

 

235号墳近くのイチリンソウ群生地

イチリンソウが草むらの中に群生しています

 

50輪以上のイチリンソウが密生しています

 

一輪のイチリンソウです

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