学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ


今年度から、安茂里老人福祉センター主催の生きがいづくり講座の一つとして、長野市埋蔵文化財センター出前講座「ながの発掘最前線!」を開催しています。4月から月1回のペースで開講している9回連続の講座で、12月14日(金)に最後の講座となる第9回「門前町と城下町のにぎわい~善光寺と松代」を実施しました。
今回の講師は田中暁穂専門員です。
 
「門前町と城下町のにぎわい」ということで、発掘調査で明らかになった善光寺門前の姿、松代城下町の姿をスライドを交えて丁寧に説明をさせていただきました。
 
 

また発掘調査で出土した中・近世の瓦、カワラケ、陶磁器等を手にとって間近でじっくりと観察していただきました。
 
 
 
 
最後に安茂里老人福祉センターによります閉講式が行われ、4名の方に皆勤賞が授与されました。
 
 
 
 
春から始まりました、生きがいづくり講座「ながの発掘最前線!」ですが、
参加者の皆様には熱心に受講していただき、ありがとうございました。
 
また、安茂里老人福祉センター佐藤所長はじめスタッフの皆さん、ご協力ありがとうございました。

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平成24年12月9日の日曜日、芋井公民館にて開催されました芋井文化芸能祭にあわせて、芋井郷土資料室がリニューアルオープンいたしました。ここには、長野市内でもめずらしい旧石器時代の石刃をはじめ、縄文時代の矢じりや石斧、縄文土器や弥生土器、平安時代の須恵器など、総数470点のうち103点が展示されており、芋井地区における原始・古代の人びとの暮らしぶりを学ぶことができます。
 
▼ご見学のようす
 
▼考古資料の展示
 
 
芋井郷土資料室は以前から公民館内に併設されていたのですが、これまでに収蔵していた多くの民俗資料や考古資料などに加え、その後地元芋井地区から集められた採集品や民具などもあり、まさに足の踏み場もないほどでした。
こうした状況を憂えた芋井郷土資料室委員会の大日方さんと公民館の小林館長の熱意によって、資料室のリニューアル作業が始まりました。ご依頼をいただきました埋蔵文化財センターでは、考古資料の整理方法と展示作業についてアドバイスをさせていただきました。実際の作業にあたっては、資料室委員会の皆様や公民館の職員に大変ご協力いただき、文化芸能祭に間に合わせることができました。
 
▼整理作業のようす
 
 
みなさまもぜひ芋井公民館に足をお運びになり、原始・古代のロマンに触れてみてくださいね ♪
 
 ★長野市立芋井公民館★
 
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