学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

 10月25日(日)、史跡大室古墳群で「第2回大室古墳群まつり」が開かれました。

 

昨年に引き続き晴天に恵まれ、たくさんの方が秋の大室古墳群を訪れてくれました。

 

今年は、古墳群の横にある山城「霞城」の見学や、寺尾小学校に保存されていた古墳群出土資料の公開が行われ、大室古墳群の魅力を再発見することができました。

 

 

松代木遣り 松代太々神楽

▲【オープニングセレモニー】松代木遣り

 

▲【オープニングセレモニー】大室太々神楽

 

火起こし トーチリレー

▲【開会式】大釜火入れ式の火起こし

 

▲【開会式】寺尾小1年生によるトーチリレー

 

ムジナゴーロ周遊路 エントランスゾーン

▲【古墳見学】ムジナゴーロ周遊路

 

▲【古墳見学】エントランスゾーン

 

霞城見学 カレー調理中

▲霞城見学

 

▲【振る舞い】名物古墳カレー、ただ今調理中!

 

松代中学生 食事中

▲【振る舞い】松代中学生がお手伝い

 

▲【振る舞い】青空の下で食べるカレーは最高!

 

展示品解説 火起こし

▲展示品解説

 

▲【体験コーナー】火起こし

 

勾玉作り マジックショー

▲【体験コーナー】勾玉作り

 

▲【交流広場】マジックショー

 

輪投げ オカリナ演奏

▲【交流広場】輪投げ

 

▲【交流広場】オカリナ演奏

 

昨年のようすはこちらからご覧ください。
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 日本最大の積石塚古墳群であり、国史跡に指定されている長野市松代町の大室古墳群において、今年も実行委員会の皆さん主催による『大室古墳群まつり』が開催されます。

 

 1,500年の時を経て復元・整備が進められている大室古墳群について、学芸員の解説を聞きながら間近でじっくりとご覧いただけます。

 

 また、今年は大室古墳群内につくられた中世の山城「霞城址(かすみじょうし)」の見学会もあり、ガイドの先導によってトレッキングを楽しむことができます。

 

 そのほか、大室古墳館前の広場では、勾玉づくり・火おこしなどの体験コーナーや、限定500食の「古墳カレー」などのおふるまいもあります。

 

 ぜひ、この機会に大室古墳群へお越しください。

 

 ※ 古墳群までのアクセスはこちらをご確認ください

大室古墳群244号墳

大室古墳群244号墳(将軍塚)

 

開催日   平成27年10月25日(日曜日)

 

プログラム

  8:00~ 開場・受付開始(勾玉キット販売)

  8:30~ オープニングセレモニー(松代木遣り、大室太々神楽披露)

  9:00~ 開会式

  9:15~ 大釜火入れ式(寺尾小学校1年生による点火)

  9:30~ 古墳見学会出発式(学芸員の解説付き約90分コース)

         交流広場オープン(けん玉、お手玉、紙芝居、シャボン玉など昔の遊びで世代間交流)

 11:00~ 見学会終了、体験活動スタート(勾玉づくり、火おこし)

 11:20~ おもてなし(500食限定の古墳カレー)

 11:40~ 霞城址見学出発

 14:00~ 閉会式

  ※ 雨天の場合は大室公民館にて規模縮小のうえ行事と古墳カレーの提供を行います。

     大室公民館には駐車場はございませんのでご注意ください。

 

参加費   無料 (勾玉づくりは材料費200円が必要)

 

主催 大室古墳群まつり実行委員会  後援 長野市、長野市教育委員会

 

 

~ 大室古墳群について ~

 長野市松代町大室にある大室古墳群は、古墳時代の5~8世紀につくられた東日本最大級の古墳群で、積石塚古墳群としては日本最大です。

 奇妙山(きみょうさん、標高1099.5メートル)から派生する3つの尾根と2つの谷に約500基もの古墳が密集しています。

 「積石塚」や「合掌形石室」といった特徴をもつ古墳が多く存在しており、特に合掌形石室は全国の半数以上が大室古墳群に存在します。

 平成9年に一部が国史跡に指定され、長野市教育委員会が史跡整備を進めています。平成26年4月からはエントランスゾーンが本格オープンしました。

 

  ※ 大室古墳群についての詳細は長野市ホームページをご覧ください。

 

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 9月21日(敬老の日)、11月3日(文化の日)は以下の施設の入館料が無料です!
 

真田宝物館、真田邸、文武学校、象山記念館、旧横田家住宅

 

ご来館をお待ちしております!

 

 

お問合せは真田宝物館(TEL 026-278-2801)まで。


 

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7月から行っていた三才田子遺跡の発掘調査が終わりました。

 

今回の調査では、弥生時代中期・後期、古墳時代後期、平安時代の住居跡を中心とした遺構が見つかりました。弥生時代から平安時代までの住居が重なって見つかったことから、多くの住居が造られていたことがわかりました。また古墳時代後期の住居では、カマドの中と周りに土器が多く置かれた様子を確認することができました。

 

このほか、南北方向に流れていた自然流路の跡がみられ、ここからは縄文時代から平安時代にかけての土器が見つかっています。 

 

一番多かったのは弥生時代後期のもので、土器のほかに石鏃が見つかりました。隣接する籠沢遺跡では見られない時期であることから、三才ではどのように集落が作られていたのか考える材料となるでしょう。

 

今年の夏も猛暑といわれ、暑い中での発掘調査となりましたが、調査区周辺の皆様のご理解、ご協力をいただき、無事に発掘調査を終えることができました。

 

 

 

発掘調査の様子

   

 ▲古墳時代の住居跡

 

 ▲古墳時代住居のカマドと土器

 

 

弥生時代から平安時代の住居跡
 
調査区全景
   
暑い中での発掘調査
 
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かわいい筒のお守りをつくってみよう!
 

日にち   10月25日(日)

       10:00~12:00

                13:00~15:00
 
場所    真田宝物館内学習支援室
 


               参加は自由で料金は無料です。

 

 
お問い合わせは真田宝物館026-278-2801まで。
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企画展
救い出された地域の記憶~神城断層地震から一年~

 
期間   
10月24日()~12月6日(
 

主催   長野被災建物・史料救援ネット、長野市立博物館 
 

 

後援   長野県教育委員会、白馬村教育委員会、

      小谷村教育委員会、信州大学、早稲田大学、

      信濃毎日新聞社、SBC信越放送、TSBテレビ信州、

      abn長野朝日放送、 大糸タイムス社、信濃史学会、

      NPO信州伝統的建造物保存技術研究会、

      NPO日本民家再生協会、NPO伝統木構造の会、

      神楽坂建築塾、建物修復支援ネットワーク

 

会場   博物館特別展示室
 
入館料  一般300円、高校生150円、
      小・中学生100円(土曜日は小中学生無料)
      常設展示室と共通


      チラシのダウンロードはこちらから(2.70MB) 
     

  
<概要>
 長野県北部では、昨年11月に神城断層地震が発生しました。

 白馬村や小谷村、長野市鬼無里のような被害が大きかった地域では家屋や土蔵が被災したため、建物やその中に保管されてきた様々なモノをやむなく廃棄する事態となりました。 

 そこで博物館と県内外の研究者からなる被災建物・史料救援ネットが協力して、壊される建物の記録保存や、被災建物内に残された文化財のレスキュー活動を行ってきました。

 このようにして残った記録や文化財には、地域のかつての暮らしぶりや歴史といった“記憶”が刻み込まれています。 

 今回の展示では、神城断層地震から一年が経過しようとしている今、レスキュー活動によって救出・記録された文化財から、被災地の生活と文化を見直し、災害によって何が起こるかを考えます。

 

<展示内容> 

  • 1.はじめに ~地震発生からレスキュー活動の始動へ~
  • 2.建物には何が残されていたのか
  • 3.レスキューから見えてきた地域の生活
  • 4.むすびに

 

 

 

関連イベント

 
ギャラリートーク
 10月24日(土) 14:00~

 10月31日(土) 14:00~

 11月1日(日)   14:00~

 12月6日(日)   14:00~
 

 

○文化財レスキュー報告会 
 
11月3日  (火・祝)14:00~15:00 長谷川順一 氏(住まい空間研究所)
 11月23日(月・祝)14:00~15:00 渡邉義孝 氏(尾道市立大学非常勤講師)


 

他のイベントは決まり次第随時掲載します。
 
お問合せは、長野市立博物館(Tel 026-284-9011)まで
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長野市歴史まちづくりシンポジウム ~ながの歴史まちめぐり 善光寺と真田氏~

 

 長野市では、市内の特色ある地域に残る歴史的建造物や伝統文化を保存・活用したまちづくり(歴史まちづくり)を推進するため、「長野市歴史的風致維持向上計画」を策定し、平成25年4月に国の認定を受けました。


 この計画を多くの市民の皆様に知っていただき、市民の皆様との協働により、これまで以上に歴史まちづくりを推進していくことが必要と考え、シンポジウムを開催します。
 

 

日   時  平成27年10月20日(火曜日) 

           午後1時30分から午後4時30分まで(開場 午後1時)


会   場  長野市生涯学習センター(トイーゴウエスト)4階 大学習室1

シンポジウム案内リーフレット

 

プログラム  

【第1部 基調講演】  

  宮下 健司 氏(元長野県立歴史館 総合情報課長)  

    「善光寺門前町と松代藩真田氏」  

 

【第2部 公開討論会(パネルディスカッション)】

  コーディネーター 梅干野 成央 氏(信州大学工学准教授) 

    「歴史を活かしたまちづくり~地域の取り組みについて~」

 

【第3部 絵解き口演】

  小林 玲子 氏(絵解き口演家/長野郷土史研究会副会長)

    「善光寺三鎮守と善光寺参りの絵解き」    

 

  詳細はこちらをご覧ください。(シンポジウムリーフレット) [PDFファイル/3.06MB]


そ の 他

 ・入場料は無料です。どなたでもご参加いただけます。

 ・事前のお申し込みは不要です。

 ・定員は100名程度です。

 ・無料駐車場はありませんので、できるだけ公共交通機関でお越しください。

 ・お車でお越しの場合には、トイーゴパーキングをご利用ください。

  トイーゴパーキングの駐車料金は、1時間200円です。 
  シンポジウムへご参加の方には、最大で200円まで割引します。

 ・自転車でお越しの方は、トイーゴパーキング1階(南側)の駐輪場をご利用ください。

  駐輪場は、無料でご利用いただけます。


お問い合わせ先

都市整備部まちづくり推進課 歴史的まちなみ整備室

電話:026-224-8779(直通)  Fax:026-224-7297

ホームページ:http://www.city.nagano.nagano.jp/soshiki/machi/117734.html

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