学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

5月14日にハイランドホール飯綱で開催された

グリーンシティフェスタ2023に協力して

火おこし体験とまが玉作りを行いました。

 

当日はあいにくの雨でしたが、イベント会場では、

ほかにも多くの体験ワークショップやステージ上での発表などが行われ、

大勢の家族連れが訪れていました。

 

火おこし体験とまが玉作りにも多くの方々に参加していただきました。

時間帯を分けて行ったまが玉作りは、各回ほぼ満員で、

オリジナルのまが玉作りを皆さん楽しんでいただけました。

火おこし体験は、雨の影響で湿度が高く、難しい条件でしたが、

何十分も粘って火をつける子供たちもいて、

火がついたときには歓声が上がりました。

 

火おこしをしている様子

火おこしを手伝っている写真

火おこしをしている様子

火おこし体験の様子

 

まが玉作りの様子

まが玉作りの様子

まが玉作りの様子

 

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第23回 長野市埋蔵文化財センター発掘調査速報展「積石塚の遺品」
会期:令和5年3月18日(土曜)~5月7日(日曜)

会場:長野市立博物館エントランスロビー

 

ポスター

 

古墳時代の長野盆地には、墳丘全体を石で積み上げた「積石塚」と呼ばれる全国的に珍しい古墳がたくさんあります。今年度の速報展では、令和2~4年度に発掘調査をおこなった長野市若穂の清水原古墳群を含む市内各所の積石塚の出土品を一堂に集め、積石塚に遺された品々をご覧いただきたいと思います。また速報展示として、令和4年度に長野市内で実施した9件の発掘調査の成果を、出土品や写真パネルで併せてご紹介します。

 

開館時間

午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)

休館日

月曜日(5月1日は開館)、3月22日(水曜)

観覧料

本展をご覧いただくには博物館入館料が必要です

(大人300円、高校生150円、小中学生100円)

*長野市立博物館のご利用方法は長野市立博物館ホームページでご確認ください

 

展示遺跡

積石塚の遺品
片山古墳(若穂保科)
大星山4号墳(若穂川田)
長礼山2号墳(松代町東条)
地附山5号墳(上松)
西前山古墳(松代町東条)
清水原1~3号墳(若穂綿内)
大室168・436号墳(松代町大室)

速報展示

【出土品展示】

篠ノ井南条遺跡(篠ノ井布施高田)
権堂腰巻遺跡(鶴賀権堂町)
宮崎遺跡(若穂保科)
【パネル展示】
長池遺跡(若穂綿内)
横山城跡(箱清水一丁目)
北浦田遺跡(稲田一丁目)
長野女子高校校庭遺跡(三輪九丁目)
駒沢新町遺跡(上駒沢)
史跡 松代城跡(松代町松代)
 

関連行事(博物館入館料が必要です)

展示解説

日時

3月18日(土曜)午前11時・4月16日(日曜)午後3時

講演会「積石塚研究の最前線」

日時

4月16日(日曜) 午後1時~午後3時

会場

長野市立博物館会議室

講師

当センター学芸員

定員

先着30名(お申込みは下記まで)

 

お問い合わせ

長野市埋蔵文化財センター
電話
026-284-0004

メール
maibun@city.nagano.lg.jp

 

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令和5年2月17日から5月16日まで

長野信用金庫松代支店に、遺物の展示コーナーが設置されています。

 

展示されているのは、松代支店の改築に伴って発見された江戸時代の遺物です。

昨年の発掘調査速報展でも注目を集めた

松代藩家老・恩田木工の名前が記された木簡が展示されているほか、

珍しいミニチュア急須など、期間限定で公開中です。

 

展示コーナーの写真

 

 

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 令和4年8月2日(火)、長野市教育委員会家庭・地域学びの課および長沼地区住民自治協議会主催(長野県埋蔵文化財センター協力)の

発掘から見える長沼城の歴史 第二回講座~夏休み特別企画~

「今しかできない 長沼城の発掘を体験しよう」

イベントに支援スタッフとして参加してきました。

 

 長沼支所仮庁舎 長沼交流スペースに小学生8名と親御さん5名が集まり、受付をすませたところで発掘現場プレハブに!!

 まずはみんなでラジオ体操。作業を始める前に体を動かします。

 体操後に現場を担当する県埋文職員からあいさつがあり、そのあと参加者に発掘道具が渡されました。

 いよいよ発掘現場に移動して発掘体験スタート。

 発掘作業員さんに交じり、両刃鎌と手みを使って土を削りながら遺物や遺構を探していきます。焼けた土や炭などと一緒に土器が出土した場所があったり、釘が出て来たりして、暑い中、体験は40分程度でしたが、みんながんばって発掘をおこないました。

体験後は支所に戻り、質問や感想を聞いたり、今までの発掘で出土したものを観察したりして終了しました。

 参加された方にとっては夏休みの貴重な体験であり、発掘調査の大変さや大切さを感じ取れたのではないかと思います。

 

長沼支所から現場プレハブにみんなで並んで歩いていく様子

▲みんなで長沼支所から現場プレハブに移動

 

プレハブ前に広がってみんなでラジオ体操をする様子

▲みんなでラジオ体操

 

県埋文職員が参加者に発掘道具の両刃鎌と手みを渡す様子

▲参加者に発掘道具を渡します

 

発掘現場で一列に並んで発掘をしている様子

▲発掘作業開始。みんなで並んで土を削っていきます

 

作業員さんと小学生で並んで発掘する様子

▲作業員さんの説明を聞きながら発掘するようす

 

支所で参加者が県埋文職員による説明を聞くようす

▲支所に戻り、質問や感想を聞くようす

 

県埋文職員の出土遺物の説明を参加者が聞く様子

▲今までに出土した遺物の説明を聞くようす

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 3月16日から真田宝物館エントランスロビーで開催していた

第22回長野市埋蔵文化財センター速報展「発掘 松代城下町」が5月9日に終了しました。

 

6000人を超えるお客様にご観覧いただき、盛況のうちに終了することができました。

 

なお、今回および前回の速報展リーフレットをPDFで公開いたします。

 

第22回速報展リーフレットのダウンロードはこちら(1.6MB)

 

第21回速報展リーフレットのダウンロードはこちら(1.9MB)

 

第21回速報展リーフレット追加版のダウンロードはこちら(1.1MB)

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現在、真田宝物館エントランスロビーで開催中の

第22回埋蔵文化財センター速報展「発掘 松代城下町」で

4月13日に展示解説を行いました。

 

真田宝物館のギャラリートークに合わせて2回行った展示解説には

40人近い方々に参加していただきました。

 

普段見ることができない資料を前に、

参加者から積極的に質問が出るなど、

知識を深めていただける機会になりました。

 

速報展は5月9日まで開催しています。

この機会に是非ご来場ください。

 

▼展示解説の様子

4月13日速報展展示解説の様子

 

4月13日速報展展示解説の様子

 

 

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3月26日(土)に第22回長野市埋蔵文化財センター速報展

「発掘 松代城下町」講演会を行いました。

 

会場の換気や検温、手指の消毒など新型コロナウイルス感染症対策に

ご協力いただきながら、多くの方にご参加いただいて開催することができました。

 

速報展は、5月9日(月)まで真田宝物館エントランスロビーで開催しています。

松代城下町跡から出土した遺物を、この機会に是非ご覧ください。

 

 

講演会の様子

講演会の様子1

 

 

 

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第22回長野市埋蔵文化財センター発掘調査速報展

「発掘 松代城下町」

が真田宝物館で開催中です。

 

今年度の松代城下町跡の発掘調査で出土して注目されている

「恩田木工」銘の木簡が初めて一般公開されています。

 

そのほかにも松代城下町跡の発掘で出土した遺物が並び、

江戸時代の暮らしの一端がわかる展示となっています。

 

また今年度市内で発掘調査されて遺跡についても速報展示を行っています。

 

是非ご来場いただき、普段見ることのできない資料を間近でご覧ください。

 

会 場 : 真田宝物館エントランスロビー

会 期 : 令和4年3月16日(水)~5月9日(月)

開館時間: 3月31日まで 午前9時~午後4時30分

         4月1日から  午前9時~午後5時

        (入館はそれぞれ閉館時間の30分前まで)

休館日: 火曜日

観覧無料 (但し、真田宝物館のご観覧には入館料が必要となります)

 

 

展示会場入り口

展示会場入り口の画像

 

 

展示会場の様子

展示会場風景の画像

 

 

「恩田木工」銘木簡の展示

木簡展示の画像

 

 

 

 

 

 

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 令和3年4月の松代城下町跡の発掘調査で、江戸時代中期の松代藩家老恩田木工民親(おんだ もく たみちか)の名前が記された木簡が初めて発見されました。

 恩田木工民親(1717-1762)は、宝暦7年(1757)藩主真田幸弘から財政危機に陥っていた藩財政の再建を命じられました。民親の方針は、「嘘をつかず誠実であること」であり、自ら先頭に立って質素倹約を励行し、贈収賄の取り締まりを行ったほか、殖産興業にも力を入れ、俸禄制度の改善、文武奨励なども推進しました。民親の業績が描かれた『日暮硯』は、全国的に流布し改革のマニュアル的な存在となり、かの上杉鷹山や二宮尊徳のお手本となったともいわれています。

 発見された木簡は長さ8.5㎝、幅6.9㎝、厚さ3㎜の大きさで、上部は刃物を入れて半分に折り取られていると考えられます。表面には右から「(祢)津数馬様」、「恩田木工」、「(鎌)原兵庫様」と3人の名前が列記され、裏面には中央に「(祢)津数馬」、その脇に細い文字で右側に「暮時出」、左側に「昼時着 二箱之内」という発送・到着・内容に関する記述がみられます。書かれている人物の生没年などから木簡は延享3年(1746)から宝暦6年(1756)までに書かれたものと考えられます。

 表面は書状を入れる状箱の蓋か、あるいは蓋に添付された木札と考えられます。「恩田木工」他よりも1字下げて記載され、かつ敬称もないことから木簡の発給者と考えられ、書状を回覧するような使われ方が推測されます。

 木簡は、3月16日から真田宝物館で開催される「第22回長野市埋蔵文化財センター速報展」で公開されます。

 


恩田木工木簡表面の画像

出土した木簡(表面)

木簡中央に恩田木工と書かれています。

 

木簡裏面の画像

出土した木簡(裏面)

 

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 長野県が行う「命と暮らしを救う集中対策期間」における新型コロナウイルス感染症対策の強化にあわせ、大室古墳館を休館します。

 

 休館期間 令和3年9月3日(土曜日)から令和3年9月13日(月曜日)まで

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