学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

2018/9/5 11:57埋蔵文化財センターで職場体験が行われました

長野市立更北中学校2年生の生徒4名が、8月29日から30日まで、埋蔵文化財センターに職場体験に訪れました。生徒の皆さんには、埋蔵文化財センターが行っている業務のうち、発掘調査の整理作業を中心に体験していただきました。

整理作業は、遺物の接合や拓本採取、図面の整理など、多岐にわたります。発掘現場で得られた資料を後世に残すための大切な業務です。

今回の体験が、生徒の皆さんが将来を考えるきっかけになりましたら嬉しいです。

 

▼拓本に初挑戦! 今回は、古銭と弥生土器の拓本をとりました。

4名の生徒が椅子に座って職員から拓本の説明を受けている様子

 

生徒が半紙とタンポを使って、土器の拓本をとっている様子

 

▼土器の接合体験。接着剤を使って破片をつなぎ合わせます。壊れやすいところは充填剤を使って補強します。

1名の生徒が、接合した土器にパレットナイフを使って充填剤を入れている様子。

 

▼実際の発掘調査と同じように、図面を書いたり機材を使って標高を測ったりする体験もしてもらいました。

2名の生徒が図面を書き、2名の生徒が機械を使って遺物の高さを測っている様子です

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