学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

11月8日(火曜)から11月30日(水曜)まで、ミニ展示「大室古墳群425号墳の調査と出土遺物」を大室古墳館で開催します。

 

425号墳は、長野県農業試験場の建設に先立ち昭和44・45年に発掘調査された8基の古墳のうちの一つです。横穴式石室内から玉類(ガラス小玉・切子玉・臼玉)、耳環、鉄製品(鉄鏃・刀装具・刀子・釘・かすがい)、墳丘裾部から土師器・須恵器などが出土しており、本展ではその一部をご紹介します。なかでも木棺に使われたと思われる釘やかすがいは、大室古墳群で唯一の出土例であり、地味な見た目ながら重要な遺物です。

 

草が枯れる秋は、年間を通じてもっとも古墳が見やすい季節です。古墳見学にあわせてぜひご来館ください!

 

【開館時間、休館日は下記リンクからご確認ください】
https://www.city.nagano.nagano.jp/site/kyouiku/51703.html

 

▼展示の様子

遺物が入れられた展示ケースと解説パネルが貼られたパーテーションの写真


 

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