ナガノぐるっと文化財さんぽ

 95日から行っていた、(仮称)後町ホール建設予定地(長野市大字南長野、旧後町小学校)での県町遺跡の調査が119日に終了しました。弥生時代中期後半の住居跡2軒と溝が見つかりました。溝は幅約4.4m、長さ約25m、深さ約1.3mで、断面がV字形をしています。これらの遺構は昨年行った北側の調査区で見つかった住居跡3軒と同じ集落であり、溝は集落の境界をめぐる環濠と考えられます。

 

 

 

                           ラジコンヘリで空中撮影を行いました。竪穴住

                        居の南に、大きな溝が東西に走っています。

 

 

竪穴住居から出土した土器の図面を描いている様子

          出土した土器の図面を描いています。細かく

         測って絵を描くので根気がいります。

 

 

発掘中の竪穴住居。土器がたくさん出土

          竪穴住居の床には弥生時代の壺や甕などの

         土器がた くさん残っていました。

 

弥生時代の土器がつぶれた状態で出土

土器はその場所でつぶれたように出土しました。

 

弥生時代の大きな溝を横から撮影

大きな溝は断面がV字形をしています。

 

弥生時代の大きな溝を掘っている様子

大きな溝は深くて傾斜があり、掘るのが大変

         でした。作業員の皆さんお疲れ様でした。

 

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休館期間 平成28121日(木)~平成29331日(金)
 

次の開館は平成2941日(土)からとなります。平成29年度の開館日は文化財課ホームページをご覧ください。
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11月4日(金)、長野市松代町にある清野小学校において清野小学校130周年記念事業実行委員会が主催する記念講演会が行われ、「清野小学校は古代のタイムカプセル」と題した講演をさせていただきました。

 

清野小学校は松代町清野の千曲川右岸自然堤防上に広がる四ツ屋遺跡の西端に位置しています。四ツ屋遺跡は弥生時代から平安時代までの集落遺跡で、昭和51年に校舎の改築に伴って行われた発掘調査を皮切りに、これまでに6度の調査が行われました。また学校隣接地には、「四ツ屋祭祀遺跡(四ツ屋古墳)」や「道島廃寺」などの特殊な遺跡も存在します。

 

講演ではこれらの遺跡を紹介しながら、清野地域の歴史的重要性とともに、過去を知ることの楽しさ・大切さをお話させていただきました。児童の皆さんには少し難しい内容もあったかもしれませんが、ふるさと清野の素晴らしさを感じ取っていただけたなら嬉しく思います。

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なお、校内では10月上旬から四ツ屋遺跡などの出土品を展示しており、当日は児童のみなさんに解説をする機会もいただきました。

 

清野小学校の皆さんありがとうございました。

 

講演会のようす 展示品を前に解説を聞く児童
▲講演会のようす ▲展示解説のようす
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 今月から湯福老人福祉センターで、3回にわたって古代遺跡講座が行われます。

内容は、

  第1回 11月18日 『邪馬台国と赤い土器のクニ ~弥生時代の箱清水~』

  第2回 11月25日 『古代の勾玉づくり体験教室』

  第3回 12月2日  『古代の善光寺をさぐる ~周辺遺跡の発掘調査~』

となっており、発掘調査で見えてきた長野市や善光寺について講演します。                             

 

 これに先立って、10月21日から12月2日まで、湯福老人福祉センターにてミニ展示を開催しております。

 第1回の講演のキーワードである箱清水式土器や、善光寺に関わる出土遺物として善光寺瓦が展示されています。

 いつもケースを隔てている展示遺物も、今回はケースに入れずそのまま展示されています。土器や瓦の実物を真近でご覧頂ければ、講演の内容もよりリアルに感じ取ってもらえるのではと思います。

 この機会にぜひ、展示や講座に足をお運びください。

▼展示の様子

赤い土器や瓦の実物、文章パネルが展示されている画像

展示物を4人の女性が見ている様子

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大室古墳館では、現在、企画展示を行っています。


今年度は「最後の合掌形石室の副葬品」と題して、大室谷支群の241号墳と北谷支群の356号墳の出土品を展示しました。この2基の古墳はともに六世紀前半に築造された、大室古墳群内で最も新しい合掌形石室の古墳です。
併せて、発掘調査を継続している大室谷支群176号墳の出土品も展示しました。
この機会に、ぜひとも、大室谷支群と北谷支群の合掌形石室から出土した副葬品を見比べてみてください。

 

1 企画展示名

「最後の合掌形石室の副葬品」

 

2 展示期間

平成28年10月23日(日)から平成28年11月30日(水)まで

 

3 展示遺物

大室241号墳出土馬具
 ・剣菱形杏葉(けんびしがたぎょうよう)
 ・環状雲珠(かんじょううず)
 ・鞍金具(くらかなぐ)
大室356号墳出土遺物
 ・直刀(ちょくとう)
 ・鉄鏃(てつぞく)
 ・須恵器 はそう
大室176号墳
 ・土師器(はじき)
 ・円筒埴輪(えんとうはにわ)
 ・壺形埴輪(つぼがたはにわ)

 

4 入場料

無料

 

大室古墳館内の企画展示(全体)
▲企画展示のようす
大室古墳館内の企画展示(241号墳・356号墳)
▲大室241号墳(左)、356号墳(右)
大室古墳館内の企画展示(176号墳)
▲大室176号墳

 

 

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10月23日(日)、史跡大室古墳群において「大室古墳群まつり」が開催されました。

 

大室古墳群まつりは、地域の貴重な文化財である大室古墳群により多くの人に親しんでもらおうと地元大室区の実行委員会が主催しており、今年で3回目を迎えました。長野市埋蔵文化財センターでは、古墳見学会や火おこし体験、まが玉つくりなどで運営のお手伝いをしています。当日は肌寒い一日となりましたが、これまででもっとも多い600人以上が来場し、秋の大室古墳群でのひと時を楽しみました。

 

大釜火入れ式に参加した小学生の集合写真 今年の大釜火入れ式は、寺尾小学校1年生と松代町内6小学校の5・6年生の代表者が参加しました。
古墳の前で学芸員の説明を聞く来場者 見学会のようす。昨年と同じく、エントランスゾーン班・ムジナゴーロ班・霞城班の3つに分かれて古墳や山城を見学しました。
火おこし体験のようす。小さな子供から大人までたくさんの人が古代の火おこしにチャレンジしました。
ふるまわれた古墳カレーに行列をつくる来場者 いまや古墳群まつり一番の名物となった「古墳カレー」。昼時にはカレーを求める長蛇の列ができました。

 

 

大室古墳館では「最後の合掌形石室の副葬品」と題し、大室古墳群でもっとも新しい合掌形石室をもつ356号墳と241号墳の出土品を展示しました。また、今年発掘調査を行った176号墳の出土品もあわせて展示しました。

 

大室古墳館の中で学芸員の展示解説を聞く来場者 

展示解説の様子。展示品の特徴を学芸員が詳しく解説しました。

 

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川中島公民館にて、6月21日(火)から開催しておりました出張展示『地下に眠る川中島の古代』は、8月24日(水)に終了いたしました。

 

期間中は、川中島公民館の山口館長はじめ、職員の皆様のご協力をいただき、およそ4300人以上の方々にご見学いただくことができました。

 

ありがとうございました。

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ただいま、川中島町公民館のロビーで出張展示『地下に眠る川中島の古代』を開催中です!

 

期間は6月21日(火)から8月24日(水)までで、川中島地区の古代遺跡をクローズアップして、出土品や写真を展示しています。

長野独特の形の土器や、食器、生活道具など、千年以上前の古代人のくらしをわかりやすく解説しています。

 

それとともに昨年の長野市埋蔵文化財センターの発掘についても解説パネルがあります。キッズチャレンジとして、ジグソーパズルもありますので、ぜひお越し下さい。

 

 

▼展示のようす

 

 

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集合住宅の建設に先立ち、中越遺跡(長野市大字中越)で行われていた発掘調査が終了しました。(調査期間:2016年5月30日~6月27日)

 

 

おもな遺構は弥生時代中期(約2000年前)の土坑(地面を掘りくぼめた穴)1基、弥生時代後期(約1800年前)の竪穴住居2軒、奈良時代末(約1200年前)の溝1条で、このほかにも土坑や溝・小穴がたくさん見つかっています。

 


2軒の竪穴住居はいわゆる焼失住居で、火を受けて炭化した建築部材が床面からたくさん見つかりました。また、このうちの1軒では、緑色に輝くヒスイ製の小さな勾玉が出土しました。

 

 

湧き水があり大変な調査でしたが、長期間にわたりこの地に人々が生活していたことを明らかにすることができました。

 

調査区の全景 弥生時代中期の土坑(SK1)から出土した土器

調査区の全景

 

▲弥生時代中期の土坑(SK1)から出土した土器

 

弥生時代後期の焼失住居(SB1) SB1から出土した土器

弥生時代後期の焼失住居(SB1)

 

SB1から出土した土器

 

弥生時代後期の焼失住居(SB2) SB2出土のヒスイ製勾玉

弥生時代後期の焼失住居(SB2)

 

SB2出土のヒスイ製勾玉

 

発掘調査の様子 水が溜まった竪穴住居

発掘調査の様子

 

水が溜まった竪穴住居

 

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 平成28年1月12日から2月19日までと、4月25日から5月17日までの期間に、長野市大字南長野の県町で発掘調査を行いました。県町周辺はホテルやビルが立ち並ぶ中心市街地ですが、以前から遺跡が確認されており、今回は新たなマンション建設に先立って調査を行いました。

 

 今回の調査では弥生時代中期、奈良・平安時代の住居跡がみつかりました。

調査面積は全体で約600㎡と比較的狭い範囲の調査でしたが、発見された住居は18軒と多く、密集した集落であったことがわかりました。

 特に奈良時代の住居跡は、その多くからカマドが検出されました。カマド内からその前面にかけて、焼土や土器が出土し、床面からは形の残る土器が出土しました。

 また、弥生時代中期の住居跡では、住居跡の隅から壺が10個体がまとまって出土しました。この住居は柱痕の残りもよく、床面からは土器や炭が多く検出されました。出土状況から、遺構の廃棄に関わる行為ではないかと考えられます。

 

 寒さ厳しい真冬からの調査でしたが、無事発掘調査を終え、良い成果を得ることができました。



奈良時代のカマド   弥生時代の住居跡

  奈良時代のカマド(A2次面 SB5)         弥生時代の住居跡(A2次面 SB4)


住居隅出土の土器     調査風景

  住居跡隅でかたまって出土した土器                   調査風景

        (A2次面 SB4)

調査区全景 A区2次面    調査区全景 B区2次面

      調査区全景(A区2次面)                  調査区全景(B2次面)

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