学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

 6月26日(火)に養護施設旭寮移転新築並び共生型デイサービスやよいの新築落成式 特別展示「新諏訪町遺跡 -善光寺平を望む集落を掘る!-」と題し、平成27年度と28年度にこの施設の建設工事に伴う発掘調査で見つかった、弥生時代~古墳時代の遺物や写真パネル等の展示および展示解説を行ってきました。

 この施設の「やよいの」という名前の由来は、弥生時代の遺跡が見つかったことによるそうで、大変興味を持っていただくことができました。また地元の皆様や施設で働く多くの方々に出土した遺物などをご覧いただくよい機会になりました。

 

▼展示の様子

コの字に並んだテーブルの上に弥生時代~古墳時代の遺物や現場で撮った写真パネルが展示してある様子。

 

職員が見学者2人に石剣の解説をしている写真

 

職員が見学者3人に古墳時代の土器の説明をしている写真

 

職員が見学者2人に弥生土器の解説をしている写真

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 6月16日に、柳原公民館にて行われた、住民自治協議会設立10周年記念年間講座「煌めく柳原の古代」の第2回目の講演会を担当しました。

 「発掘調査からみた柳原の歴史」と題して、長野市埋蔵文化財センターで調査を行った遺跡から、弥生時代から古墳時代を中心とした柳原の歴史について解説をしました。また水内坐一元神社遺跡と中俣遺跡出土の土器や石器・木製品を実際にみていただきました。

 地元の遺跡にふれ、興味を持っていただく良い機会となりました。

 

▼講演会の様子

スライドと遺物を見ながら説明を聞く参加者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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かがやきひろば湯福で、「考古学からみた長野の歴史 ~考古学で何がわかるか~」の第3回目として6月15日に講座「長野盆地で米作りが始まった頃」と題し、稲作文化が日本に伝わり、長野にやってきた頃の遺跡である新諏訪町遺跡の紹介や、その後千曲川沿いの巨大な集落として栄えた松原遺跡の紹介などを行いました。受講生の皆さんにはとても熱心に聞いていただきました。

 

・講座の様子

職員がスライドの解説をして、それを見ている受講生の方々の様子

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 飯綱高原の大谷地湿原の近くにある上ケ屋遺跡で発掘調査が始まりました。

 この遺跡は旧石器時代の遺跡として知られていて、過去の発掘調査で800点以上の石器が出土しています。今回の調査地は過去の調査地点の南西に当たる場所で、集礫遺構などの発見が期待されます。

 また、5月15日には、大谷地湿原に視察に来られていた加藤市長も参加され、作業員さんと一緒に発掘調査を行いました。

 これから、6月末くらいまで発掘を予定しています。

 

▼加藤市長が発掘に参加!!

加藤市長が発掘している様子

 

▼発掘調査の様子

作業員さんが並んで土を削っている様子

 

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5月2日(水曜日)、SBC信越放送のテレビ番組「ずくだせテレビ」の取材がありました。

取材内容は、長野市栗田にある栗田城跡の発掘調査で見つかった出土品の紹介です。

今回収録した番組は、SBC信越放送「ずくだせテレビ」で放送予定です。

放送日は、5月9日(水曜日)の午後1時55分から3時48分です。「テレビ・噂の調査隊」のコーナーで放送されます。

 

取材の様子です。遺物を手に取りながらセンター職員がインタビュアーに説明をしています。

取材の様子

 

取材の様子の写真です。展示ケースの前で4人の人が説明をしたりカメラで撮影したりしています。

博物館内の展示室での取材の様子

 

調査で見つかった遺物を、当センター研究員から紹介させていただきました。ぜひ、ご覧ください!

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大室古墳群では4月中旬になるとイチリンソウがあちこちで花開きます。

 

イチリンソウはキンポウゲ科の多年草で、木陰の草むらに直径4~5センチの白い花を咲かせます。大室古墳群では、古墳館から235号墳へ向かう橋の近くやムジナゴーロ周遊路周辺に群生しており、5月上旬まで可憐な姿を楽しむことができます。イチリンソウの群生地は長野市内で珍しいそうで、毎年4月末には戸隠地質化石博物館の植物観察会が開かれています(平成30年度は4月28日を予定)。

 

四季折々に咲く花は大室古墳群の魅力のひとつです。「歴史はちょっと苦手…」という方もぜひ足を運んでみてください!

 

235号墳近くのイチリンソウ群生地

イチリンソウが草むらの中に群生しています

 

50輪以上のイチリンソウが密生しています

 

一輪のイチリンソウです

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 4月21日、長野県立歴史館で行われた遺跡報告会に出席しました。3月17日から開催されている「長野県の遺跡発掘2018」展の関連行事でした。タイトルは「長野県北部の弥生文化を考える」で、主に弥生時代の農耕についてのパネルディスカッションでした。当センターは、弥生時代の穀物が出土した長野遺跡群県町遺跡についてお話ししました。

 長野県立歴史館での展示は6月3日までとなっています。長野市の弥生時代の遺跡から出土した石包丁や漆塗りの櫛・コメなど貴重な資料が展示されています。ぜひご覧ください。

歴史観職員がスライドを見ながら説明をしている様子。

報告会の様子

 

当センター職員がスライドを見ながら長野市県町遺跡の説明をしている様子。

県町遺跡について報告

 

当センター職員が展示室の県町遺跡出土品の前で解説をしている様子。

報告会の後展示室で解説

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 2月24日から市内3会場で開催してきました、第19回長野市埋蔵文化財センター発掘調査速報展『鉄の武器と長野の古墳』は4月20日に終了いたしました。

 また、4月8日に浅川公民館で行われた講演会「浅川とその周辺の古墳たち」では地元の県主塚古墳や籠塚古墳を中心に紹介を行い、熱心に聞いていただきました。

 速報展期間中、多くの方々にご見学いただき、ありがとうございました。

 なお、速報展リーフレットをPDFファイルで公開します。

 

速報展リーフレットはこちら(1.8MB)

 

パワーポイントで埋蔵文化財について解説している講演会の様子です。

講演会の様子

 

講演会に来られた方々に職員が展示遺物の解説をしている様子です。

展示解説の様子

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 今月から、かがやきひろば湯福で、平成30年度生きがいづくり講座「考古学からみた長野の歴史 ~考古学で何がわかるか~」が始まりました。4月から月1回のペースで講演する全9回の講座で、原始・古代の長野盆地における人々の生活について考えます。

 第1回目となる4月20日金曜日の講座は、「ガイダンス ~考古学で何がわかるのか?~」と題し、考古学の考え方や発掘調査の方法などをスライドを上映しながら楽しくお話しさせていただきました。また、旧石器時代の遺跡である上ケ屋遺跡について紹介させていただきました。

 今回の講座では、28名もの方に受講していただきました。お集まり下さった皆様、ありがとうございました。

 

・講座の様子

当センター職員が講座のガイダンスをする様子とそれを聞いている参加者

 

当センター職員がスライドを上映しながら説明をする様子

 

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長野市役所での展示は4月2日(月)で終了となりました。

期間中、お越しいただきましてありがとうございました。

4月4日(水)からは会場を浅川公民館に移動しまして今回最後の開催となります。

 

入場無料です。ご家族・お友達もお誘い合わせの上、ぜひ皆様でお出かけください。

 

第19回長野市埋蔵文化財センター発掘調査速報展(入場無料)


 

  • ・テーマ

 

「鉄の武器と長野の古墳」

 

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  • ・会場と開催期間
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信州新町公民館


平成30年2月24日(土)~3月18日(日) 

※時間は午前8時30分から午後9時30分まで

(平日午後5時15分以降及び土・日は信州新町体育館から入場可)

講演会・展示解説 

内容  「武富佐古墳とその時代 -古墳時代中期中葉の善光寺平-」

     講師 風間栄一(長野市埋蔵文化財センター学芸員)

終了いたしました。

 

長野市役所(第一庁舎1階市民交流スペース)


平成30年3月20日(火)~4月2日(月)

※時間は午前8時30分から午後10時まで (火曜日のみ午後7時まで)

終了いたしました。

 

浅川公民館


平成30年4月4日(水)~4月20日(金)

※時間は午前8時30分から午後5時まで (土・日は休館)

  • 講演会・展示解説
  • 内容 「浅川とその周辺の古墳たち」
  •     講師 飯島哲也(長野市埋蔵文化財センター) 
  • 日時 4月8日(日) 13:00~15:00
  • 場所 浅川公民館

 

当センター職員が展示の準備をしている様子

浅川公民館での展示作業風景

 

展示が終わったケースが4つ並んで、その後ろにはパネルも並んでいます。

浅川公民館での展示の様子

 

 

 
  • ・お問い合わせ 

 

長野市埋蔵文化財センター

TEL:026-284-0004

 

チラシのダウンロードはこちら(494KB)

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