学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

9月25日、千曲市八幡にある「武水別神社神主松田家館跡」において、9月6日に発生した火災により焼失した建物内から文化財資料を救出する作業が行われました。この作業は千曲市教育委員会の要請により県内各地の文化財担当職員が集まって行われたもので、長野市教育委員会からは5名が参加しました。

 

本市の職員は、写真・文書・陶磁器・漆器・衣類などの文化財資料の回収・分類と、土壁や茅などの廃棄物の搬出を主に担当しました。作業を行う中で、何百年も受け継がれてきた文化財を一瞬にして灰へと変えてしまう火災の恐ろしさを身をもって感じました。

 

10月2日には2回目の作業が予定されています。

 

始めの会のようす

▲始めの会のようす

 

文化財資料と廃棄物を分別しているようす

▲焼跡から文化財資料と廃棄物を分別します

 

文化財資料を回収・分類しているようす

▲種類ごとに箱を分けて文化財資料を回収します

 

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古墳の傍らにこじんまりと群生するヒガンバナを見つけました。

 

土手や田んぼの畔でよく見かける身近な花ですが、古代人が眠る古墳群中にひっそりと咲く姿にはそれとは違った趣が感じられます。

 

古墳の傍らに咲くヒガンバナ

 

古墳の傍らに咲くヒガンバナ

 

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平成29年9月18日(月・祝)に、古代遺跡徳間博物館で開催された「火おこし体験をしてみませんか!?」に、埋蔵文化財センターから5名のスタッフを派遣しました。

今回は、「マイギリ法」という方法で火おこしにチャレンジしました。

数々の講座を開催してきた徳間博物館ですが、火おこし体験は初めてだそうです。

火と人間の歴史について、ミニ勉強会を行ったあと、さっそく火おこし開始です!

 

▼木をこすり合わせて、摩擦熱で火種をつくります。火種ができるまでとにかく「火きり棒」を回し続けます。

マイギリ法で火種をつくる様子火きり棒を回して摩擦熱を起こす様子

 

▼火種ができたら、すばやく麻布の上に移します。火種を消さないように、息を吹きかけたりして空気を送ります。

麻布に火種を移したところ

麻布の上の火種に息を吹きかけて空気を送る様子

 

 

▼火がつきました! 周りの皆さんから拍手が沸き起こります。

男の子が持った金属板の上で麻布が燃えている様子

火おこしに成功した参加者と燃えている麻布

 

火種をつくるために汗をにじませながらの火おこし体験となりましたが、皆さん楽しんでいただけたご様子でした。

当日ご参加くださった皆様、ならびに徳間博物館の皆様、ありがとうございました。

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 平成29年7月6日から行っていた、史跡整備に伴う松代城跡の発掘調査が8月10日に終了しました。合計6ヶ所で調査しました。松代城二の丸では土塁の痕跡を確認し、東三日月堀では護岸遺構を新たに発見するという成果がありました。

 7月29日には現地説明会を開催し、東三日月堀の護岸遺構や、今回の調査の出土品などをご覧いただきました。出土品は江戸後期~近代の陶磁器でしたが、六文銭合資会社という明治21年~昭和7年操業の製糸会社のものとみられる食器もありました。雨の中約100人の方々にお越しいただき、ありがとうございました。

 

 

東三日月堀に並ぶ護岸の石列

 

▲東三日月堀で発見された、石列による護岸

 

 

発掘調査の様子

 

▲発掘調査の様子

 

 

現地説明会にて。発掘調査についての説明をしました。

 

▲現地説明会にて。発掘調査についての説明をしました。

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 平成29年8月5日(土)、古代遺跡徳間博物館にて開催された勾玉作り教室に、当センターから4人のスタッフを派遣しました。

 

 当日は約15名の参加者にお集まりいただき、まずは勾玉についてのミニ・レクチャーを行ってから、実際の作業にうつりました。

 

▼ごあいさつ

 

▼まが玉についてのミニ・レクチャー

 

▼石に好きな形を書き込みます

 

▼ヤスリで大体の形に削ります

 

▼紙ヤスリで丁寧に形を整えます

 

▼水の中で丁寧に磨きます

 

▼ペンで好きな色をつけます

 

▼できあがり

 

 スタッフにより作業上のポイントをアドバイスさせていただきながら、参加された皆様は思い思いの形に熱心に磨き、そして好きな色をつけていました。

 

 当日は暑い中参加された皆様、そして古代遺跡徳間博物館の皆さん、ありがとうございました。

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平成29年7月7日(金)に今年度の職場研修として、長野市柳原で行われている小島・柳原遺跡群の発掘調査現場を見学させていただきました。

 

この現場は、国道18号線の長野東バイパス改築関連事業に先立って財団法人長野県埋蔵文化財センターが実施しているものです。


翌日8日(土)には現地説明会が予定されているためその準備でお忙しいなか、発掘調査を指揮しておられる川崎課長さんはじめ調査研究員の方々から詳しくご説明いただき、遺構の概要や調査の方法など多くのことを勉強させていただきました。


小島・柳原遺跡群の発掘調査に携わっておられる皆さん、ありがとうございました。

 

 

小島・柳原遺跡群での職場研修で、川崎課長さんからのご説明を聞く職員

 

 

小島・柳原遺跡群の検出遺構の説明

 

 

小島・柳原遺跡群の遺構の説明を聞く職員

 

 

小島・柳原遺跡群の出土遺物についての説明を聞く職員

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  平成29(2017)年3月31日付で行政地図情報(GIS)の遺跡地図(埋蔵文化財)および長野市遺跡一覧を改訂いたしました。

 遺跡地図については5月19日に最新の情報に変更いたしました。

  

 行政地図情報のトップページへリンク (長野市内の埋蔵文化財包蔵地の範囲や内容を「長野市行政地図情報」の「遺跡地図」から確認することができます。)
 

 今回、新たな遺跡として吉田田町遺跡・北長野貨物駅遺跡(吉田)、四十二古墳・境内1号墳・境内2号墳(篠ノ井)が追加されました。

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クマにご注意ください!

 

平成29年5月16日、史跡大室古墳群のエントランスゾーン(235号墳付近)で子グマ二頭が目撃されました。

 

古墳を見学される方は、クマが潜みやすい見通しのきかない場所には近づかないようご注意ください。また、ムジナゴーロ周遊路を見学する場合は、クマ鈴やラジオなど音の出るものを携行し、クマよけ対策をお願いします。

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 3月6日から市内3会場で開催してきました、第18回長野市埋蔵文化財センター『長野の歴史を掘る2016』は、4月23日に終了いたしました。

期間中、およそ600人もの方々にご見学いただき、ありがとうございました。

 なお、速報展リーフレットをPDFファイルで公開します。

 

 

速報展リーフレットはこちら(13.6MB)

 

展示の様子

 

                          城山公民館の展示

 

                               市役所の展示

 

                             更北公民館の展示

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 発掘調査速報展の展示をご覧いただき、その内容についてホームページのお問い合わせフォームで4月17日にご質問をいただきました方にご連絡させていただきます。

 

 ご質問に回答申し上げたく存じますが、ご記入いただきましたメールアドレスには、何らかの原因によりこちらからの送信を受け付けていただけないようです。(ご連絡先メールアドレスの間違いかプロバイダやメーラー等の受信設定などが考えられます)

 

 残念ながら他にご連絡させていただく手段がありません。お手数をおかけいたしますが、再度ご連絡いただきますようお願い申し上げます。

 

 

★お問い合わせフォーム★

http://bunkazai-nagano.jp/modules/contact/

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