学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

10月20日(日曜日)より、ミニ展示「高畑古墳群―平地の古墳に葬られたムラの有力者たち―」を開催しています。

 

篠ノ井塩崎の千曲川自然堤防上に立地する高畑古墳群は、大室古墳群が形成を始めたのと同じ古墳時代中期を中心とする古墳群です。長野盆地では数少ない平地につくられた古墳であり、周溝の中からは祭祀で用いられたたくさんの土器がほぼ完全な形で見つかっています。この機会にぜひご覧ください。

 

会期:令和6年10月20日(日曜日)~11月30日(土曜日)

 

▼展示のようす


 

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10月20日(日曜日)、史跡大室古墳群で「大室古墳群まつり」(主催:大室古墳群まつり実行委員会・大室古墳群保存会)が開催され、古墳見学の案内、まが玉作り体験・火起こし体験の指導などを長野市埋蔵文化財センターがお手伝いしました。


前日までの汗ばむ陽気から一転して肌寒い一日となりましたが、今年もたくさんの方においていただきました。運営に携わられた大室区の皆様、ご来場くださった皆様、ありがとうございました!

 

▼開会式のようす

 

▼古墳見学のようす

 

▼まが玉作り体験のようす

 

▼火起こし体験のようす

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史跡 大室古墳群では、ムジナゴーロ周遊路内にある172号墳の保存整備工事を下記の期間でおこなっています。作業内容により周辺の園路の通行を規制する場合がありますので、古墳を見学する際には現地の案内に従っていただきますようお願いします。

 

工事期間:2024年9月~12月

 

▼ 作業のようす

 

 

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 塩崎小学校の4年生は、昨年度から「総合的な学習の時間」の学びで塩崎の歴史とその魅力を調べてきました。埋蔵文化財センターは、授業支援として研究員を派遣し、デジタルコンテンツ内の土器と本物の土器で授業を行いました。

 授業では、子どもたちがひとり一台もつタブレットを開き、長野市が作成した「長野デジタルミュージアム」を検索し、篠ノ井塩崎などから出土した弥生土器を3D画像で観察しました。さまざまな角度から土器を観察した子どもたちは、土鍋(カメ)の中が黒くなっていることに気づき、米の炊飯について研究員の解説を聞きました。これまでも子どもたちは、今も昔も塩崎はお米の収穫量が高いということを調べてきました。本物の土器は、松代松原遺跡出土の10世紀、約1000年前の素焼きのお茶碗を手に取って観察しました。

 デジタルと本物で土器を体感し、大昔の生活に触れた学びをした子どもたち。これからも塩崎の歴史と魅力を深める学習を発展させていくと思われます。

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長野市松代町に所在する「松原遺跡」は、長野県を代表する弥生時代の集落遺跡です。今年は、上信越自動車道建設(長野IC付近)に先だち松原遺跡の埋蔵文化財発掘調査が始まってから35年です。当時、佐賀県吉野ケ里遺跡の調査が始まり、長野市でも松原遺跡の弥生時代大規模環濠集落が注目されました。松原遺跡ではその後、地下5mから縄文時代の集落も明らかとなりました。

小学校6学年で行う歴史学習では、縄文時代では青森県の三内丸山遺跡が、弥生時代では佐賀県の吉野ケ里遺跡が教科書に紹介されています。長野市埋蔵文化財センターでは、松原遺跡の発掘調査を体験した研究員を松原遺跡の地元である松代・清野小学校の6学年歴史学習に派遣しました。松原遺跡で千曲川脇に集落を営んだ縄文人の生活や、長野県下最大の弥生時代集落の様子について、児童と研究員が教科書の三内丸山遺跡や吉野ケ里遺跡の想定図と松原遺跡発掘データとを比較しながら対話を行い、地域素材から歴史学習を深めることができました。

 

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5月12日に長野会権堂イーストプラザで開催された

長野グリーンシティライオンズクラブ主催のグリーンシティフェスタ2024に協力して

土器拓本体験と勾玉作りを実施しました。

会場内では、他にも多くの体験ワークショップやステージ上での発表などが行われ、

大勢の家族連れが訪れていました。

埋蔵文化財センターの土器拓本体験と勾玉作りにも多くの方々にご参加いただきました。

 

土器拓本体験では、縄文土器や弥生土器などの模様を墨で紙に写しとり、ラミネートカードを作成しました。大昔の土器に施された不思議な模様に子供たちも興味津々な様子でした。ラミネートカードが完成した際には飛び跳ねて喜んでくれる子もいました。

勾玉作りでは子供たちがオリジナルの色や形の勾玉に挑戦し、十人十色の個性豊かな勾玉が出来上がりました。

 

体験を通じて埋蔵文化財と触れ合う貴重な機会となったようです。

 

▼土器拓本体験の様子

土器拓本体験の様子土器を墨でたたく様子ラミネートカードの完成

 

▼勾玉作りの様子

勾玉作りの様子勾玉作りの様子

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現在、長野市立博物館エントランスホールで開催している

第24回埋蔵文化財センター発掘調査速報展「遺跡が語る長野の歴史」の

展示解説を4月28日に実施しました。

 

2回目となる今回の展示解説には40名の方にご来場いただき、

連休中ということもあり家族連れの方も多く見られました。

令和5年度に市内で実施した発掘調査の資料や新発見の大型前方後円墳

「四之宮将軍山古墳」の解説を行い、地域の文化財について考えていただける貴重な機会となりました。

 

展示解説は今回で終了となりますが、速報展は5月6日まで開催されています。

ぜひご来場ください。

 

▼展示解説の様子

 

展示解説

 

展示解説の様子

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現在、長野市立博物館エントランスホールで開催中の

第24回埋蔵文化財センター発掘調査速報展「遺跡が語る長野の歴史」で

3月24日に展示解説を実施しました。

 

令和5年度に市内で実施した発掘調査の資料や、善光寺平の古代史を揺るがした

80m超の前方後円墳「四之宮将軍山古墳」の発見等について解説を行い、

参加者から多くの質問が出るなど、地域の歴史について知識を深めていただける

貴重な機会となりました。

 

速報展は5月6日まで開催され、4月28日には2回目の展示解説を予定しています。

この機会に是非ご来場ください。

 

▼展示解説の様子

 

 

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 令和6年4月1日からの機構改革により、長野市埋蔵文化財センターは教育委員会事務局から観光文化部へと移管となりました。

 移管に伴い、旧来の文化財保護法に基づく埋蔵文化財関係の手続きに関する要綱が廃止となり、令和6年4月1日付で新たな要綱が施行されることとなりました。

 埋蔵文化財関係の手続きに関する様式についても新要綱に併せて変更となりますので、市内で新たな土木工事等をご計画の方は新様式を使用していただくようにお願いいたします。

 新要綱・新様式は令和6年4月1日から長野市のホームページで確認することができます。

 

 

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3月24日(日曜)に「遺跡が語る長野の歴史」の展示解説を行います

 

会場:長野市立博物館エントランスロビー

時間:午前10時から40分程度

 

3月24日(日曜)に当センター職員による1回目の展示解説を行います。

予約は不要ですので当日時間までに博物館エントランスロビーにお集まりください。

 

※長野市立博物館入館料が必要になります。

 

 

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