学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

11月7日(水曜)、駒沢祭祀遺跡(駒沢新町遺跡)についての講演を古里公民館歴史講座で行いました。

 

駒沢祭祀遺跡は長野市上駒沢にある駒沢新町団地の造成にともない昭和41年(1966)に発掘調査が行われ、土器集積遺構4か所、時期不明の火床や湧水地の礫敷遺構など、古墳時代中期(5世紀前半)を中心に営まれた祭祀の跡が見つかっています。出土した土器や鉄器をご覧いただきながら、祭祀の目的や、近くに造られた三才古墳群との関連など、いまだ謎の多い古代人の「祈り」についてお話させていただきました。ご参加いただいた皆様が地元の文化財をより身近に感じることができたのならうれしく思います。

 

駒沢祭祀遺跡は団地の一角に遺跡公園として保存されています。どなたでもご覧いただけますので、現地を訪れて古代人が捧げた「祈り」に触れてみてはいかがでしょうか?

 
講演会のようす

奥にはスライドを使って説明する職員がいます。手前には椅子に座るたくさんの聴講者がいます。

 

出土した土器を見る4名の聴講者を前に職員が解説をしています。

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10月21日(日曜日)、毎年恒例の「大室古墳群まつり」が地元の皆さんの主催により開催されました。昨年は台風の接近と重なり残念ながら中止となりましたが、今年は絶好の天気に恵まれて大勢の方にご参加いただきました。

 

例年おこなっている古墳見学会や火起こし体験のほか、今年はたわら編みやもみすり、輪投げやシャボン玉などたくさんのイベントが催され、会場は大いににぎわいました。特に盛り上がりをみせたのはおなじみの古墳カレー!お昼時にはテントの前に長蛇の列ができ、笑顔でカレーをほおばる姿があちこちで見られました。また、まつりの運営には松代中学校の生徒の皆さんも加わり、カレーの振る舞いや科学部の発表で大活躍してくれました。

 

ご来場いただいた皆さんありがとうございました!そして、実行委員会をはじめとする関係者の皆様、本当にお疲れさまでした!

 

 

大室古墳群まつりのようす

 

▼大釜火入れ式のようす。小学生がリレーして運んだ火が見事に薪に着火しました!

カレーを煮込む大釜のまわりに、古代衣装を着た子供がたくさんいます。大釜に火が入り、みんなで万歳をしています。

 

▼古墳見学会のようす。石でつくられた珍しい古墳を前に皆さんの興味は尽きません。古墳のまわりで説明を受ける6名の見学者を撮影した写真

 

▼お昼はお待ちかねの古墳カレー!青空の下で食べるカレーの味は格別です。

手前にはカレーを食べるたくさんの人がいます。その後ろにはカレーを待つ長蛇の列ができています。

 

▼今年も火起こしは大人気!

ござの上に座って5名の子供が火起こしをしています。紐の回転力で木の棒をこすり、摩擦熱で火を起こしています。

 

▼松代中学校科学部によるペットボトルロケット発射実演のようす。子供たちも大喜びです。

ゆるやかな坂の上にある古墳から、下の芝生に向かってロケットが飛んでいます。ロケットからは燃料の水が吹き出しています。

 

▼たわら編みのようす。

指導を受けながら子供がたわら編みをしているようす。角棒を四角く組み合わせた枠を使い、木の棒を赤い糸で編み込んでいます。

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10月19日(金)から10月26日(金)まで、長野市立湯谷小学校で、同小学校近隣にある湯谷古墳群、地附山古墳群、浅川端遺跡の発掘調査の様子や出土遺物を展示しています。

湯谷小学校の児童の皆さんは、展示準備中から興味津々!

出土した馬具や刀、土器を見て「これは刀?」「本物ですか?」など、いろいろな質問が飛び交いました。この展示を通して、身近なところにある遺跡に親しんでいただければ嬉しいです。

 

▼展示の様子

パーテーションに貼られた発掘調査の写真と展示ケースに入った鉄製品や土器などの遺物

 

廊下に設置した展示品とそれを見る児童

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10月19日(金)に、かがやきひろば湯福で「考古学からみた長野の歴史」第7回講座を行いました。今回のテーマは、「古墳づくりのムラと人々の暮らし」です。

長野市の遺跡を中心に、古墳時代の遺構や遺物からわかる当時の人々の暮らしぶりをご紹介しました。また、長野市の本村東沖遺跡から出土した土器をご紹介し、古墳時代に実際に使われていた土器に触れていただきました。

お集まりくださった皆さま、ありがとうございました!

 

▼講座の様子

スライドを使って説明する職員とそれを聞く受講生

 

 

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 平成30年9月21日付で行政地図情報(GIS)の遺跡地図(埋蔵文化財)および長野市遺跡一覧を改訂いたしました。

 遺跡地図については9月21日に最新の情報に変更いたしました。

 

 行政地図情報のトップページへリンク (長野市内の埋蔵文化財包蔵地の範囲や内容を「長野市行政地図情報」の「遺跡地図」から確認することができます。)

 

 今回、新たな遺跡として美和公園遺跡、上大久保1号墳、聖沢遺跡A地点、聖沢遺跡B地点、聖沢遺跡C地点が追加されました。

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長野市立更北中学校2年生の生徒4名が、8月29日から30日まで、埋蔵文化財センターに職場体験に訪れました。生徒の皆さんには、埋蔵文化財センターが行っている業務のうち、発掘調査の整理作業を中心に体験していただきました。

整理作業は、遺物の接合や拓本採取、図面の整理など、多岐にわたります。発掘現場で得られた資料を後世に残すための大切な業務です。

今回の体験が、生徒の皆さんが将来を考えるきっかけになりましたら嬉しいです。

 

▼拓本に初挑戦! 今回は、古銭と弥生土器の拓本をとりました。

4名の生徒が椅子に座って職員から拓本の説明を受けている様子

 

生徒が半紙とタンポを使って、土器の拓本をとっている様子

 

▼土器の接合体験。接着剤を使って破片をつなぎ合わせます。壊れやすいところは充填剤を使って補強します。

1名の生徒が、接合した土器にパレットナイフを使って充填剤を入れている様子。

 

▼実際の発掘調査と同じように、図面を書いたり機材を使って標高を測ったりする体験もしてもらいました。

2名の生徒が図面を書き、2名の生徒が機械を使って遺物の高さを測っている様子です

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8月2日(木)、長野県埋蔵文化財センターの小島・柳原遺跡群調査指導委員会の一環として、長野市内から出土した仏教系遺物の資料調査が行われました。

 

小島・柳原遺跡群から全国25例目(県内初)となる塔鋺形合子が出土したことによるもので、長野市埋蔵文化財センターが収蔵する元善町遺跡の塑像、牟礼バイパスC地点遺跡銅椀駒沢新町遺跡懸仏鋳型南宮遺跡火熨斗石帯三輪遺跡の火熨斗形土器などが対象となりました。

 

これまで気づかなかったこと、知らなかったことなど貴重なご意見をお聞きすることができ、長野市埋蔵文化財センターとしても有意義な機会となりました。

 

出土品を入れた箱が机の上にいくつも並べられています。机の左には出土品の説明をする長野市の職員がいます。机の右にはそれを聞く8人の出席者がいます。

 

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大室古墳群では例年よりもたくさんのハチが確認されています。

 

ご来跡の際にはハチに注意してご見学ください。またハチの巣を見つけたら、決して近寄らず、古墳館の係員まですぐにお知らせください。

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 7月28日に柳原公民館で行われた、柳原住民自治協議会設立10周年記念年間講座の第4回講座で、”勾玉作り”を担当しました。

 はじめに、柳原の水内坐一元神社遺跡など長野市内の遺跡から出土した勾玉を見ながら勾玉についての説明を、次に勾玉の作り方の説明を聞いてから、いよいよ勾玉作りのスタートです。

 四角い石に思い思いの勾玉の絵を描いたら、絵に合わせて石を削り、棒ヤスリで形を整えていきます。最後に紙ヤスリで仕上げて出来上がりです。みなさん2時間ほどの作業で勾玉を完成させました。

 勾玉作りは今回が初めてという人が多かったのですが、みなさん楽しみながら、自分だけの勾玉をつくることができました。

 

 

▼ 長野市の勾玉を見ながら、説明を聞きます

長野市内で見つかった勾玉を見ながら説明を聞く参加者

 

▼ 石を削って仕上げていきます 

勾玉の形に削った石を紙ヤスリを使ってを整えている様子

 

▼自分だけの勾玉ができました

2人の参加者が、完成した勾玉に紐を付け、首にかけて手にのせ見せている様子

 

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 7月20日(金)に、かがやきひろば湯福で、「考古学からみた長野の歴史」第4回講座を行いました。今回は「黒曜石で矢じりをつくってみよう!」というテーマで、参加者全員で矢じり作りを体験しました。

 最初に矢じりの歴史や石の割り方などの講義を聴き、いよいよ実際に矢じりを作ります。市販の矢じり作りキットを使いましたが、それぞれに違う形の石が入っていて、どのような矢じりを作ろうかとても悩みます。作りたい形が決まったら、専用の道具を使って石を割っていきますが、コツをつかむまでは難しく、みなさん苦労していました。2時間はあっという間に過ぎ、参加者26名の方々は思い思いの矢じりを完成させ、木の棒に装着しました。講座では矢を飛ばしませんでしたが、みなさんの矢がうまく飛んだか気になります。キットには石が二つ入っていたので、ご自宅でもう一度挑戦するという方もいらっしゃいました。原始人のように矢じり作りの名人が誕生するかも?

原始人の矢の使い方を説明する様子

原始人の矢の使い方を解説する

矢じりを作るための石の割り方を実演する様子

実際に石を割る方法を実演しています

参加者が石を割って矢じりを作る様子

矢じりの周りを細かく整えるように割る仕上げの段階です

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