学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

 SBCテレビの「ずくだせテレビ」久野大地アナウンサーが埋蔵文化財センターに取材に来てくれました。テーマは2月8日まで発掘調査をしていた後町遺跡についてです。後町遺跡は善光寺の参道である中央通りに面していて、弥生時代から近代という長い間人々が暮らしていた集落遺跡です。すぐ近くには県立大学後町キャンパスがあり、建設時には発掘調査を行いました。こちらにも久野アナとともにおじゃまして古代のロマンを満喫しました。

放送は3月7日(木)の予定です。

 

後町遺跡と西にある旭山の様子

後町遺跡から西の県庁と旭山を望む

 

遺構を掘って碗や皿などたくさんの出土品を取り上げる様子

近代のごみ穴からは大量の碗や皿が出土した

 

弥生時代の竪穴住居跡から土器や焼けた建材が出土している様子

弥生時代の竪穴住居跡の調査

 

後町遺跡でテレビ取材を行う様子

久野アナと後町遺跡を訪ねる

 

後町キャンパスで出演者が床に座り弥生時代の暮らしを想像する様子

後町キャンパスで弥生時代の竪穴住居跡があった場所で

当時の暮らしを再現してみる

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10月19日(金)から10月26日(金)まで、長野市立湯谷小学校で、同小学校近隣にある湯谷古墳群、地附山古墳群、浅川端遺跡の発掘調査の様子や出土遺物を展示しています。

湯谷小学校の児童の皆さんは、展示準備中から興味津々!

出土した馬具や刀、土器を見て「これは刀?」「本物ですか?」など、いろいろな質問が飛び交いました。この展示を通して、身近なところにある遺跡に親しんでいただければ嬉しいです。

 

▼展示の様子

パーテーションに貼られた発掘調査の写真と展示ケースに入った鉄製品や土器などの遺物

 

廊下に設置した展示品とそれを見る児童

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 平成30年9月21日付で行政地図情報(GIS)の遺跡地図(埋蔵文化財)および長野市遺跡一覧を改訂いたしました。

 遺跡地図については9月21日に最新の情報に変更いたしました。

 

 行政地図情報のトップページへリンク (長野市内の埋蔵文化財包蔵地の範囲や内容を「長野市行政地図情報」の「遺跡地図」から確認することができます。)

 

 今回、新たな遺跡として美和公園遺跡、上大久保1号墳、聖沢遺跡A地点、聖沢遺跡B地点、聖沢遺跡C地点が追加されました。

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長野市立更北中学校2年生の生徒4名が、8月29日から30日まで、埋蔵文化財センターに職場体験に訪れました。生徒の皆さんには、埋蔵文化財センターが行っている業務のうち、発掘調査の整理作業を中心に体験していただきました。

整理作業は、遺物の接合や拓本採取、図面の整理など、多岐にわたります。発掘現場で得られた資料を後世に残すための大切な業務です。

今回の体験が、生徒の皆さんが将来を考えるきっかけになりましたら嬉しいです。

 

▼拓本に初挑戦! 今回は、古銭と弥生土器の拓本をとりました。

4名の生徒が椅子に座って職員から拓本の説明を受けている様子

 

生徒が半紙とタンポを使って、土器の拓本をとっている様子

 

▼土器の接合体験。接着剤を使って破片をつなぎ合わせます。壊れやすいところは充填剤を使って補強します。

1名の生徒が、接合した土器にパレットナイフを使って充填剤を入れている様子。

 

▼実際の発掘調査と同じように、図面を書いたり機材を使って標高を測ったりする体験もしてもらいました。

2名の生徒が図面を書き、2名の生徒が機械を使って遺物の高さを測っている様子です

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8月2日(木)、長野県埋蔵文化財センターの小島・柳原遺跡群調査指導委員会の一環として、長野市内から出土した仏教系遺物の資料調査が行われました。

 

小島・柳原遺跡群から全国25例目(県内初)となる塔鋺形合子が出土したことによるもので、長野市埋蔵文化財センターが収蔵する元善町遺跡の塑像、牟礼バイパスC地点遺跡銅椀駒沢新町遺跡懸仏鋳型南宮遺跡火熨斗石帯三輪遺跡の火熨斗形土器などが対象となりました。

 

これまで気づかなかったこと、知らなかったことなど貴重なご意見をお聞きすることができ、長野市埋蔵文化財センターとしても有意義な機会となりました。

 

出土品を入れた箱が机の上にいくつも並べられています。机の左には出土品の説明をする長野市の職員がいます。机の右にはそれを聞く8人の出席者がいます。

 

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 平成29年度に保存処理が終了した武富佐古墳と町内古墳から出土した鉄製品と、その他の出土品が信州新町にもどりました。

 

 7月から信州新町公民館で、武富佐古墳出土の鏃と臼玉、町内古墳出土の大刀と剣を展示しています。

 鏃と大刀・剣は、平成29年度の速報展で展示を行いましたが、武富佐古墳出土の臼玉は初めてとなります。

 

 いずれも貴重な出土品で、これからは公民館で常設展示をしていただけることになりました。

 ぜひ、ご覧ください。

 

▼展示の様子

公民館に入って右側に展示ケースが3台あります。このうちの一番入り口側のケースに展示をしている様子

 

展示ケースを正面からみたところ。一番下の段に大刀と剣、その上の段に鏃と臼玉を展示している様子

 

▼武富佐古墳出土の臼玉

臼玉は643個をつなげた状態で展示している様子

 

 

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5月2日(水曜日)、SBC信越放送のテレビ番組「ずくだせテレビ」の取材がありました。

取材内容は、長野市栗田にある栗田城跡の発掘調査で見つかった出土品の紹介です。

今回収録した番組は、SBC信越放送「ずくだせテレビ」で放送予定です。

放送日は、5月9日(水曜日)の午後1時55分から3時48分です。「テレビ・噂の調査隊」のコーナーで放送されます。

 

取材の様子です。遺物を手に取りながらセンター職員がインタビュアーに説明をしています。

取材の様子

 

取材の様子の写真です。展示ケースの前で4人の人が説明をしたりカメラで撮影したりしています。

博物館内の展示室での取材の様子

 

調査で見つかった遺物を、当センター研究員から紹介させていただきました。ぜひ、ご覧ください!

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 南向塚古墳の勾玉を博物館常設展示室で展示しています。

 長さ3.3㎝の瑪瑙(メノウ)製の勾玉で、今年市民の方から寄贈いただいたものです。

 南向塚古墳は、発掘調査が行われていないことから、現在のところ詳しいことはわかっていませんが、この勾玉は唯一の出土品と言われているものです。

 初めての展示となります。ぜひご覧ください。

 

 南向塚古墳勾玉の展示の様子

 

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9月25日、千曲市八幡にある「武水別神社神主松田家館跡」において、9月6日に発生した火災により焼失した建物内から文化財資料を救出する作業が行われました。この作業は千曲市教育委員会の要請により県内各地の文化財担当職員が集まって行われたもので、長野市教育委員会からは5名が参加しました。

 

本市の職員は、写真・文書・陶磁器・漆器・衣類などの文化財資料の回収・分類と、土壁や茅などの廃棄物の搬出を主に担当しました。作業を行う中で、何百年も受け継がれてきた文化財を一瞬にして灰へと変えてしまう火災の恐ろしさを身をもって感じました。

 

10月2日には2回目の作業が予定されています。

 

始めの会のようす

▲始めの会のようす

 

文化財資料と廃棄物を分別しているようす

▲焼跡から文化財資料と廃棄物を分別します

 

文化財資料を回収・分類しているようす

▲種類ごとに箱を分けて文化財資料を回収します

 

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平成29年7月7日(金)に今年度の職場研修として、長野市柳原で行われている小島・柳原遺跡群の発掘調査現場を見学させていただきました。

 

この現場は、国道18号線の長野東バイパス改築関連事業に先立って財団法人長野県埋蔵文化財センターが実施しているものです。


翌日8日(土)には現地説明会が予定されているためその準備でお忙しいなか、発掘調査を指揮しておられる川崎課長さんはじめ調査研究員の方々から詳しくご説明いただき、遺構の概要や調査の方法など多くのことを勉強させていただきました。


小島・柳原遺跡群の発掘調査に携わっておられる皆さん、ありがとうございました。

 

 

小島・柳原遺跡群での職場研修で、川崎課長さんからのご説明を聞く職員

 

 

小島・柳原遺跡群の検出遺構の説明

 

 

小島・柳原遺跡群の遺構の説明を聞く職員

 

 

小島・柳原遺跡群の出土遺物についての説明を聞く職員

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