学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

 長野市埋蔵文化財センターでは古代遺跡 徳間博物館との共催により、黒曜石を使った体験型の勉強会を開催します!

 黒曜石は溶岩が冷えて固まった天然のガラスで、割れ口が非常に鋭く、旧石器時代や縄文時代に石器の材料としてよく使われました。
 勉強会では、黒曜石のかけらを使って肉や野菜を切ってみたり、石のやじりづくりに挑戦します。大昔の人々もほれこんだ黒曜石の切れ味を是非体験してみてください。



 日  時  平成24年10月27日(土曜) 午後1時30分から午後3時00分

 場  所  古代遺跡 徳間博物館 (長野トヨペット徳間店内) 〉〉〉地図はこちらから

 参加費  無料

 申込み  準備の都合上、事前のご予約をお願いします
         (お名前、参加人数、ご連絡先をお聞きします)

  

【お問い合わせ先】 
TEL 026-295-3676 
(長野トヨペット徳間店と出ます。博物館イベント申込とお伝え下さい。)


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今年度から、安茂里老人福祉センター主催の生きがいづくり講座の一つとして、長野市埋蔵文化財センター出前講座「ながの発掘最前線!」を開催しています。4月から月1回のペースで開講している9回連続の講座で、先月9月29日(金)に第6回講座「原始・古代のファッションセンス~装身具」を実施しました。
今回の講師は高田亜紀子専門員で、パワーポイントを駆使して写真や図表を上映しながら、時にはクイズを交えたりして、受講生の皆様にわかりやすくお話させていただきました。会場には実際に発掘調査で出土した鏡や腕輪、勾玉などのアクセサリーを展示し、間近で見たり、手にとって触れてみたりしながら、古代へのロマンを感じていただいたようです。
次回は受講生の皆様と勾玉をつくる体験講座です。どんな勾玉が出来上がるのか、とても楽しみです。
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三輪地区地域公民館連絡会からご依頼いただきました、「発掘された三輪の遺跡!」と題する9月8日(土)の講演会に、長野市埋蔵文化財センターから講師を派遣しました。
三輪地区は全域で遺跡の存在が推定されており、これまでに数多くの発掘調査が実施されています。また、今年の3月から5月にかけて長野女子高校校庭遺跡の発掘調査が行われましたので、地域の方々の関心も高かったようです。
当日は実に70名以上の方々が会場となった三輪公民館にお越しになり、熱心に耳を傾けられました。
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   8月27日から29日に実施しました、古墳環境整備(古墳墳丘上の雑草除去)作業において、195号墳の墳丘積石内にキイロスズメバチとみられる蜂の営巣が確認されました。この確認された巣については、9月6日に駆除(薬剤噴霧)作業を実施しました。  

 

  見回りは実施していますが、未だ見つかっていない巣があると思われます。特に、墳丘積石内に営巣された場合、気が付かずに巣の上に載ると刺される可能性がありますので、古墳の見学にあたりましては、不用意に墳丘に登らないよう、お願いします。

 

  また、ハチがいる古墳には近づかないよう、ご注意ください。

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 史跡大室古墳群の入口部、243号墳や246号墳の周辺では、キキョウ・カワラナデシコ・ワレモコウ・オミナエシなどの山野草が花盛りです。周辺の芝生も7月の芝生管理作業が完了していて、今、とてもきれいな状況です。

 

キキョウとカワラナデシコ

 

       

カワラナデシコ                  ワレモコウ

 

 古墳の周囲には直射日光を遮るものがありません。見学にあたりましては、大室古墳館をご利用いただくなど、熱中症に充分ご注意ください。

 

 大室古墳館の詳細は長野市ホームページをご覧ください。
 http://www.city.nagano.nagano.jp/site/kyouiku/51703.html

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 長野市大字徳間にある古代遺跡 徳間博物館において、ミニ特別展「古墳時代の農耕祭祀跡 ― 駒沢祭祀遺跡」を開催しています。

展示の様子



 駒沢祭祀遺跡は、長野市上駒沢新町に位置します。昭和41年に造成工事のさなか発見され、緊急調査によって古墳時代から平安時代にかけての農耕祭祀の跡であることがわかりました。古代の祭祀遺跡として貴重なことから、昭和42年に市史跡に指定され、現地は公園として保存されています。
                                      〉〉〉駒沢祭祀遺跡の詳細情報はこちらから


  今回の展示では、古墳時代中期(約1,600年前)の1号祭祀遺構から出土した土師器約40点を展示しています。
 また、古代遺跡 徳間博物館は「徳間本堂原遺跡」の発掘調査をきっかけとして当地に設立されたもので、常設展示では徳間周辺の原始・古代の遺物がご覧いただけます。


 この機会に貴重な文化財を間近でご覧いただき、あらためて地域の文化や歴史に愛着を感じていただければ幸いです。



  会場   古代遺跡 徳間博物館(長野トヨペット徳間店内) 〉〉〉地図はこちらから

  期間   平成24年7月28日(土曜)から9月30日(日曜)まで  月曜日は休館

  開館   10時00分から19時00分

 入館料  無料

   主催   古代遺跡 徳間博物館、長野市埋蔵文化財センター



お問い合わせ  長野市埋蔵文化財センター  ℡
026-284-0004 

 

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6月30日(土)文武学校剣術所で「どろめんこをつくろう!」が行われました。

ご好評いただいた、どろめんこづくりの様子をご紹介します。

現代のメンコの原形とも言われる、江戸時代のおもちゃ

「どろめんこ(泥面子)」を型と粘土を使ってつくります。

 

 

どろめんこづくり1

実物のどろめんこを観察した後は、30種類以上ある

型を使って、さまざまな形のどろめんこをつくりました。

 

 どろめんこづくり3

どろめんこを使って江戸時代の遊び方をアレンジした

ゲームを行い、高得点が出ると会場はとても盛り上がりました。

 

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

今後もどろめんこづくりの企画を考えておりますので、また次回にご期待ください。

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江戸時代のおもちゃ「どろめんこ(泥面子)」をつくって遊んでみよう!
真田宝物館オリジナルの型と粘土を使ってどろめんこをつくります。また、当時の遊び方を少しアレンジしたどろめんこ遊びも行います。

どろめんことは??
江戸時代に流行したおもちゃとされるもので、土で人の顔や動物など様々な形をつくり、焼いたものです。現代のメンコの原形とも言われています。主な遊び方として、地面に掘った穴に投げて、入った者を勝ちとする「穴一(あないち)」などがありました。
江戸時代の遺跡から出土し、長野市では善光寺の門前町で出土しています。
 
 
西町遺跡出土泥面子        宝物館オリジナルどろめんこ
  善光寺の門前町(西町遺跡)出土の泥面子                  真田宝物館オリジナルどろめんこ
 
             
  日時  6月30日(土)午前10時から12時ごろ

  場所  文武学校剣術所

  対象  小中学生

  定員    10名(先着順)

参加費  500円(材料代として)
          ※大人の方の付添いは別途入場料200円が必要です
申し込み 6月29日(金)までに真田宝物館026-278-2801
 
お問い合わせ 真田宝物館 TEL026-278-2801
          真田宝物館ホームページ
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 平成24年6月9日(土)に、地元・大室古墳群保存会との共同開催で、平成24年3月15日から3月29日にかけて発掘調査を実施した大室31号墳と33号墳の古墳見学会を開催しました。
 生憎の雨天でしたが、市内外から89名の方が見学に来跡されました。足元の悪い中、お越しい
ただきました皆様には御礼申し上げます。

 なお、当日配布いたしました資料につきまして、掲載いたします。お越しいただけなかった皆様には是非、ご参照ください。

 

31号墳見学会風景  31号墳見学会風景

 

33号墳見学会風景  33号墳見学会風景

 

 古墳見学会資料[PDF/599KB]

 

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5月31日、長野女子高校の新校舎建設に先立って現校舎北側のグランドで行われていた発掘作業が終了しました。

調査地は、浅川扇状地の扇央部、長野市三輪地区に位置し、下宇木遺跡、美和公園遺跡、美和遺跡、相ノ木氏居館跡(相木城)、旭幼稚園遺跡、本村東沖遺跡などに囲まれています。
 
2月末から3ヶ月間、悪天候や湧水に悩まされながら約2500㎡を発掘し、竪穴住居48軒、溝9条、大型土坑6基、井戸3基、その他多数の小土坑を検出しました。
遺構の年代は、大きく弥生時代後期(1900年ほど前)と古墳時代中後期(1500年ほど前)に分けることができます。二つの時期に集中して集落が営まれたことがわかります。
弥生時代の住居からは、北陸地方で作られた特別な土器や、貴重品であるガラス製ビーズ(数十個!)がみつかりました。古墳時代の住居でも、ほぼ完全な形をとどめた土器を伴うカマドがみつかるなどの成果が上がりました。
 

さて、発掘作業の終了で調査は一段落ですが、これから整理作業が始まります。発掘成果を詳しく分析することで、この遺跡の特色が明らかになるでしょう。

 

  

 

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