学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

平成27年12月5日(土)に県町遺跡(後町小学校地点)の現地説明会が開催されました。


 当日は天気にも恵まれ、テレビや新聞で取り上げられたこともあり、260名もの大勢の方にご参加いただきました。前日の雨で足元が悪い中、多くの皆様にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。


 現地説明会では、今回の発掘調査の概要をお話した後、調査で見つかった竪穴住居跡や出土品の説明をさせていただきました。ご参加いただいた皆さんからは、「なぜ住居跡とわかるのか」などの質問を受けたほか、「たくさんの土器が当時のまま出土してすごい!」などの感想もいただきました。

 また、今回ご参加いただいた皆様の中には、「後町小学校が母校です」という方や「家が近所です」といった方も多くいらっしゃったようで、今回の後町小学校跡地での発掘調査に対する皆さんの関心の高さをうかがうことができました。


 県町遺跡(後町小学校地点)の発掘調査はもうしばらく続きます。これからどんな発見があるのか楽しみです。

 

 

【現地説明会 当日の様子】


県町遺跡A区での説明の様子

 

職員による解説の様子

 

職員による解説の様子 職員による出土品の説明の様子

 

【現地説明会資料】


以下のリンクから現地説明会資料をダウンロードできます。

 

県町遺跡現地説明会資料(PDF形式/871KB)

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古代から続く戸隠信仰の門前町として、今も歴史的な街なみが残る戸隠中社・宝光社地区において、『平成27年度 戸隠まちづくりシンポジウム』が開催されます。

 

このシンポジウムは、戸隠の歴史と文化を活かした魅力あるまちづくりについて考えていくため、「戸隠中社・宝光社地区まちづくり協議会」が毎年開催しているもので、今回で5回目の開催となります。

 

現在、戸隠中社・宝光社地区の歴史的な街なみを保存し、それを活かしたまちづくりを進めていくため、伝統的建造物群保存地区制度の導入が検討されております。

 

今回のシンポジウムでは、第1部として、昨年12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された千曲市稲荷山地区の事例について、講師をお招きしてご講演をいただきます。

 

第2部では、戸隠でまちづくりに関わる活動をされている諸団体が集まり、今後の戸隠のまちづくりについてディスカッションを行う予定です。

 

千曲市稲荷山地区でまちづくりに活躍されている方のお話をお聞きし、今後の戸隠地区におけるまちづくりの方向性を話し合う良い機会ですので、多くの方のご参加をお待ちしております。

 

また、地域外の方も自由にご参加いただけます。ぜひ、この機会に初冬の戸隠へお越しください。

 

戸隠中社地区の街なみ


 

開催日時  平成27年12月13日(日曜日) 午後3時から午後5時

 

会   場  中社公会堂(長野市戸隠3422)

 

聴  講  料  無料  

 

プログラム

【第1部】 先進地の事例を学ぼう

 演  題  「千曲市稲荷山重要伝統的建造物群保存地区における"まちづくり"について」

 講  師  一般社団法人 稲荷山町くらしと心を育む会  髙村 德太郎 氏

        NPO法人 稲荷山蔵の会  田中 清江 氏

        千曲市教育委員会 歴史文化財センター 寺島 孝典 氏

 

【第2部】 戸隠のまちづくりについて話し合おう

 参加予定団体

  戸隠神社、戸隠観光協会、戸隠商工会、中社旅館組合、宝光社旅館組合、戸隠民宿組合、戸隠商業組合、

  戸隠奥社の杜と杉並木を守る会、戸隠を知る会、戸隠塾、戸隠再考プロジェクト、戸隠野鳥クラブ、

  戸隠中社・宝光社地区まちづくり協議会

 

参加申込  事前の参加申込みが必要です(こちらのリーフレットにある申込書にてお願いします)

          ※ 申込の締め切りは12月10日(木曜日)です。

 

問合せ・申込先  Fax:026-254-3147  Tel:026-254-2044

             戸隠中社・宝光社地区まちづくり協議会事務局(宿坊極意内)

 

 

主催/戸隠中社・宝光社地区まちづくり協議会  後援/戸隠地区住民自治協議会、長野市、長野市教育委員会

 

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休館期間 平成27年12月1日(火)~平成28年3月31日(木)
 

次の開館は平成28年4月1日(金)からとなります。平成28年度の開館日については、文化財課ホームページをご覧ください。
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 後町小跡地整備事業に先立って、9月より後町小学校跡地において「県町遺跡」の発掘調査を実施しております。このたび、調査の状況を市民の皆様にご覧いただくため、現地説明会を開催いたします。当日は職員による説明を行いますので、ぜひお越しください。

 

 

「県町遺跡」現地説明会のお知らせ

 

日時   平成27年12月5日(土)
       1回目:午前10寺~

       2回目:午後1時30分~ 
 

場所   後町小学校跡地(長野市大字南長野603)
       ⇒後町小学校跡地の位置はこちら

その他  ・お申し込みは不要です。

       ・雨天中止です。

       ・動きやすい格好でお越しください。

       ・駐車スペースに限りがあるため、なるべく

        公共交通機関でお越しください。


お問合せ先 

長野市埋蔵文化財センター(TEL 026-284-0004)

県町遺跡現地説明会チラシ

 「県町遺跡」現地説明会チラシの

ダウンロードはこちら[PDFファイル/440KB]

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 現在、発掘調査を実施している旧後町小学校跡地での、県町遺跡の発掘現場に長野朝日放送の記者の方が取材に来てくださいました。また、信濃毎日新聞社さんからも取材のお電話をいただきました。ありがとうございました。

 県町遺跡ではこれまでの調査で、弥生時代中期と後期の竪穴住居跡、奈良・平安時代の竪穴住居跡や掘立柱建物跡が見つかっています。校舎や体育館があった場所でしたが、当初の想定以上に遺構の残り具合がよく、これからの調査に期待がもたれます。

 

▼取材の様子

取材の様子 取材の様子

 

 

 また、12日5日(土)に現地説明会を開催いたします。

 現地説明会に関する詳しい情報は、改めましてこちらのブログよりお知らせいたします。

 

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文化財めぐり 「余五将軍駒つなぎのイチイ」

市指定天然記念物(昭和49年指定)
所在地/小田切地区(小野平)

 

イチイは別名アララギともいい、主に日本や朝鮮、中国などの東アジアに分布している植物です。日本では昔、この木で笏(しゃく)を作ったことから、位階の正一位、従一位などの一位にちなんで付けられた名前といわれています。

このイチイは、樹高13メートル、幹回り4.3メートルで、県の旧天然記念物の指定を受けた名木です。

古い伝説に関係した老樹としても貴重な木で、信濃の国の国司、余五将軍(よごしょうぐん)平維茂(たいらのこれもち)が鬼女紅葉(もみじ)討伐の折にこの地に泊まり、この木に駒(馬)をつないだと伝えられています。1024(万寿元)年に平維茂が亡くなったとされることから、樹齢千年を超えているともいわれています。


 


※ 文化財めぐりは『広報ながの』にも毎号掲載されています。

余五将軍駒つなぎのイチイ

平維茂が馬をつないだとされるイチイ

【文化財めぐりをされる方へ】
 
文化財の位置やより詳しい情報はコチラをご覧ください。 >>> 詳細ページ
 


お問い合わせ  長野市教育委員会文化財課 TEL 026-224-7013

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記念講演会「江戸文学が描いた幸村」
 
 
日時:2015年11月14日(土)午後1時30分から
 
場所:
長野市役所松代支所2階大会議室(長野市松代町松代1380)
  
  
講師:高橋圭一さん(大阪大谷大学教授)
 
  
聴講無料・申し込み不要

  
詳細は、真田宝物館(026-278-2801)までお問い合わせください。


 

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 10月25日(日)、史跡大室古墳群で「第2回大室古墳群まつり」が開かれました。

 

昨年に引き続き晴天に恵まれ、たくさんの方が秋の大室古墳群を訪れてくれました。

 

今年は、古墳群の横にある山城「霞城」の見学や、寺尾小学校に保存されていた古墳群出土資料の公開が行われ、大室古墳群の魅力を再発見することができました。

 

 

松代木遣り 松代太々神楽

▲【オープニングセレモニー】松代木遣り

 

▲【オープニングセレモニー】大室太々神楽

 

火起こし トーチリレー

▲【開会式】大釜火入れ式の火起こし

 

▲【開会式】寺尾小1年生によるトーチリレー

 

ムジナゴーロ周遊路 エントランスゾーン

▲【古墳見学】ムジナゴーロ周遊路

 

▲【古墳見学】エントランスゾーン

 

霞城見学 カレー調理中

▲霞城見学

 

▲【振る舞い】名物古墳カレー、ただ今調理中!

 

松代中学生 食事中

▲【振る舞い】松代中学生がお手伝い

 

▲【振る舞い】青空の下で食べるカレーは最高!

 

展示品解説 火起こし

▲展示品解説

 

▲【体験コーナー】火起こし

 

勾玉作り マジックショー

▲【体験コーナー】勾玉作り

 

▲【交流広場】マジックショー

 

輪投げ オカリナ演奏

▲【交流広場】輪投げ

 

▲【交流広場】オカリナ演奏

 

昨年のようすはこちらからご覧ください。
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 日本最大の積石塚古墳群であり、国史跡に指定されている長野市松代町の大室古墳群において、今年も実行委員会の皆さん主催による『大室古墳群まつり』が開催されます。

 

 1,500年の時を経て復元・整備が進められている大室古墳群について、学芸員の解説を聞きながら間近でじっくりとご覧いただけます。

 

 また、今年は大室古墳群内につくられた中世の山城「霞城址(かすみじょうし)」の見学会もあり、ガイドの先導によってトレッキングを楽しむことができます。

 

 そのほか、大室古墳館前の広場では、勾玉づくり・火おこしなどの体験コーナーや、限定500食の「古墳カレー」などのおふるまいもあります。

 

 ぜひ、この機会に大室古墳群へお越しください。

 

 ※ 古墳群までのアクセスはこちらをご確認ください

大室古墳群244号墳

大室古墳群244号墳(将軍塚)

 

開催日   平成27年10月25日(日曜日)

 

プログラム

  8:00~ 開場・受付開始(勾玉キット販売)

  8:30~ オープニングセレモニー(松代木遣り、大室太々神楽披露)

  9:00~ 開会式

  9:15~ 大釜火入れ式(寺尾小学校1年生による点火)

  9:30~ 古墳見学会出発式(学芸員の解説付き約90分コース)

         交流広場オープン(けん玉、お手玉、紙芝居、シャボン玉など昔の遊びで世代間交流)

 11:00~ 見学会終了、体験活動スタート(勾玉づくり、火おこし)

 11:20~ おもてなし(500食限定の古墳カレー)

 11:40~ 霞城址見学出発

 14:00~ 閉会式

  ※ 雨天の場合は大室公民館にて規模縮小のうえ行事と古墳カレーの提供を行います。

     大室公民館には駐車場はございませんのでご注意ください。

 

参加費   無料 (勾玉づくりは材料費200円が必要)

 

主催 大室古墳群まつり実行委員会  後援 長野市、長野市教育委員会

 

 

~ 大室古墳群について ~

 長野市松代町大室にある大室古墳群は、古墳時代の5~8世紀につくられた東日本最大級の古墳群で、積石塚古墳群としては日本最大です。

 奇妙山(きみょうさん、標高1099.5メートル)から派生する3つの尾根と2つの谷に約500基もの古墳が密集しています。

 「積石塚」や「合掌形石室」といった特徴をもつ古墳が多く存在しており、特に合掌形石室は全国の半数以上が大室古墳群に存在します。

 平成9年に一部が国史跡に指定され、長野市教育委員会が史跡整備を進めています。平成26年4月からはエントランスゾーンが本格オープンしました。

 

  ※ 大室古墳群についての詳細は長野市ホームページをご覧ください。

 

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 9月21日(敬老の日)、11月3日(文化の日)は以下の施設の入館料が無料です!
 

真田宝物館、真田邸、文武学校、象山記念館、旧横田家住宅

 

ご来館をお待ちしております!

 

 

お問合せは真田宝物館(TEL 026-278-2801)まで。


 

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